岡部常

岡部 常(おかべ つね、1888年8月21日[1] - 1968年1月29日[2])は、日本の司法官僚弁護士政治家参議院議員(1期)。

経歴

東京都出身[3][注 1]1914年東京帝国大学法科卒[3]。翌年司法属となり、司法書記官や各地の刑務所長を務める。さらに九州行刑管区司令[3]、関東行刑管区長を経て、弁護士、刑務協会顧問を歴任する[2]

1947年第1回参議院議員通常選挙において全国区から立候補して当選した[4]。会派は緑風会に所属し[5]、国会内では法務委員長を務めた[2]。参議院議員は1期務め、1953年第3回参議院議員通常選挙には緑風会公認で出馬したが辞退した[6]

1966年春の叙勲で勲二等瑞宝章受章(勲三等からの昇叙)[7]

1968年1月29日死去、79歳。死没日をもって正四位から従三位に叙される[8]

脚注

注釈

  1. ^ 『大衆人事録 第19版 東京篇』197頁では「大分県中津市出身」。

出典

  1. ^ 『大衆人事録 第19版 東京篇』197頁。
  2. ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』274頁。
  3. ^ a b c 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』273頁。
  4. ^ 『国政選挙総覧 1947-2016』538頁。
  5. ^ 『議会制度百年史 院内会派編貴族院参議院の部』254頁。
  6. ^ 『国政選挙総覧 1947-2016』545頁。
  7. ^ 『官報』号外第48号2頁 昭和41年4月30日号
  8. ^ 『官報』第12345号18-19頁 昭和43年2月12日号

参考文献

  • 帝国秘密探偵社編『大衆人事録 第19版 東京篇』帝国秘密探偵社、1956年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 衆議院・参議院『議会制度百年史 - 院内会派編貴族院参議院の部』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。
議会
先代
小野義夫
日本の旗 参議院法務委員長 次代
中山福蔵
日本の旗 参議院法務委員長
第1回
(定数100)
3年議員
偶数回
第2回
(定数50)
3年議員
第4回
(定数50)
3年議員
第6回
(定数50)
3年議員
第8回
(定数50)
3年議員
第10回
(定数50)
3年議員
第12回
(定数50)
奇数回
第3回
(定数50)
3年議員
第5回
(定数50)
3年議員
第7回
(定数50)
3年議員
第9回
(定数50)
第11回
(定数50)
†:当選無効・失格など、↓:途中辞職・死去など、↑:繰上げ当選または補欠選挙で当選(合併選挙で当選した3年議員を除く)。