三浦辰雄

三浦 辰雄(みうら たつお、1900年明治33年)11月12日[1] - 1989年平成元年)3月17日[1][2])は、昭和期の農林技官及び官僚政治家参議院議員(1期)、林野庁長官。

経歴

福島県出身[2][注 1]。1925年(大正14年)東京帝国大学農学部林学科を卒業した[1][2]

農商省に入省し、営林局技師、農林技師を務めた[2]。1947年(昭和22年)12月、林野局長官に就任し、1949年(昭和24年)6月、林野局が林野庁に改称され引き続き長官に在任し、1950年(昭和25年)3月に退任した[1][2][3]

1950年(昭和25年)6月の第2回参議院議員通常選挙全国区から無所属で出馬して当選し[1][2][4]、参議院議員に1期在任した[1][2]。この間、緑風会建設部会長、同風水害対策特別委員長などを務めた[1][2]

その他、大同商事社長、同会長、全国木炭協会会長、日本漆協会会長、日本林業協会副会長、全国森林組合連合会副会長、日本林道協会副会長、大日本山林会副会長、農林中央金庫理事、林総協理事、福島県森林組合連合会理事などを務めた[1][2]

1971年(昭和46年)春の叙勲で勲二等瑞宝章受章(勲四等からの昇叙)[5][6]

1989年(平成元年)3月17日死去、88歳。死没日をもって正五位から従四位に叙される[7]

脚注

注釈

  1. ^ 『新訂 政治家人名事典』588頁では東京出身。

出典

  1. ^ a b c d e f g h 『新訂 政治家人名事典』588頁。
  2. ^ a b c d e f g h i 『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』415頁。
  3. ^ 『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、567頁。
  4. ^ 『国政選挙総覧 1947-2016』540頁。
  5. ^ "三浦 辰雄". 新訂 政治家人名事典 明治~昭和. コトバンクより2023年2月17日閲覧
  6. ^ 『官報』号外第49号7頁 昭和46年4月30日号
  7. ^ 『官報』第74号11-12頁 平成元年4月15日号

参考文献

  • 衆議院・参議院編『議会制度百年史 - 貴族院・参議院議員名鑑』大蔵省印刷局、1990年。
  • 『新訂 政治家人名事典 明治~昭和』日外アソシエーツ、2003年。
  • 秦郁彦編『日本官僚制総合事典1868-2000』第2版、東京大学出版会、2007年。
  • 『国政選挙総覧 1947-2016』日外アソシエーツ、2017年。
第1回
(定数100)
3年議員
偶数回
第2回
(定数50)
3年議員
第4回
(定数50)
3年議員
第6回
(定数50)
3年議員
第8回
(定数50)
3年議員
第10回
(定数50)
3年議員
第12回
(定数50)
奇数回
第3回
(定数50)
3年議員
第5回
(定数50)
3年議員
第7回
(定数50)
3年議員
第9回
(定数50)
第11回
(定数50)
†:当選無効・失格など、↓:途中辞職・死去など、↑:繰上げ当選または補欠選挙で当選(合併選挙で当選した3年議員を除く)。