瞳の奥をのぞかせて

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瞳の奥をのぞかせて
ポルノグラフィティシングル
初出アルバム『∠TRIGGER
B面 Rainbow
リリース
ジャンル J-POP、ロック
時間
レーベル SME Records
作詞 新藤晴一
作曲 岡野昭仁
プロデュース 田村充義本間昭光
チャート最高順位
オリコン
  • 週間4位
  • 2010年2月度月間8位
  • 2010年度上半期50位
  • 2010年度年間122位
ポルノグラフィティ シングル 年表
アニマロッサ
2009年
瞳の奥をのぞかせて
(2010年)
君は100%
(2010年)
ミュージックビデオ
「瞳の奥をのぞかせて」 - YouTube
ライヴ映像
「瞳の奥をのぞかせて」
(11thライヴサーキット "∠TARGET")
- YouTube
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瞳の奥をのぞかせて」(ひとみのおくをのぞかせて)は、ポルノグラフィティの楽曲。2010年2月10日にSME Recordsより30作目のシングルとしてリリースされた。

概要

8thアルバム『∠TRIGGER』のリードシングルで、前作『アニマロッサ』から2か月半ぶりのリリース。

初動売上は初の5万枚割れで、当時の最低初動を記録(デビューシングル『アポロ』を除く)。週間オリコンシングルランキングも最高4位で、12thシングル『メリッサ』から29thシングル『アニマロッサ』まで続いた同チャート連続TOP3入りは18作でストップした。

収録曲

全作曲: 岡野昭仁、全編曲: ak.homma, Porno Graffitti。
#タイトル作詞作曲・編曲時間
1.「瞳の奥をのぞかせて」新藤晴一岡野昭仁
2.「Rainbow」岡野昭仁岡野昭仁
合計時間:

楽曲解説

  1. 瞳の奥をのぞかせて
    • テレビ朝日系ドラマ『宿命 1969-2010 -ワンス・アポン・ア・タイム・イン・東京-』主題歌。
    • ジョバイロ」以来となるドラマ主題歌で、ドラマの持つ「欲望」というテーマを受けて書き上げられた詞は、肌を重ねても瞳の奥を決してのぞかせない男性に対して女性の中で募っていく「葛藤」「焦燥感」といった感情が綴られている[1]
    • 作曲を手掛けた岡野は「どんな人が聴いても聞き覚えがあるような、世界のどこかの国の伝統的な旋律と、ロックでポップなサビのメロディーとの融合みたいなイメージで書きましたね[1]」と語っており、仮歌詞ではマタドール(闘牛士)というワードも登場していたという[1]
      また、本楽曲の大きな特徴の一つであるNAOTOが奏でるフィドルによるメロディーは、プリプロでNAOTOがこのメロディーを弾いた瞬間に岡野の中でイメージにはあったが具現化できていなかった、ぼんやりとした音像が一気にはっきりしたといい[1]、後に「新藤や本間さん(ak.homma)、NAOTOさんらとイメージしていた世界観がマッチした滅多にない楽曲」と振り返っている[2]
    • 自身初の東京ドーム公演『東京ロマンスポルノ'09 〜愛と青春の日々〜』(2009年11月28日)でタイトル未定の新曲として初披露され[3][4]、その際はギターソロがホーンによるアレンジとなっていた[1]。その10年後に行われた自身二度目の東京ドーム公演『"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜"』(2019年9月8日公演)では1コーラス目は岡野の弾き語り、その後はスペシャルゲストとして登場したNAOTOと岡野の2人によるセッションで披露された[5][6][7]
  2. Rainbow
    • 天皇杯全国都道府県対抗男子駅伝競走大会』テーマソング[注釈 1]
    • メンバーの故郷・広島県で毎年1月に開催される『天皇盃全国都道府県対抗男子駅伝競走大会(通称: ひろしま男子駅伝)』のテーマソングとして書き下ろした楽曲で、中学時代に陸上部に所属し、地元の因島生口島、向島の駅伝大会に出場した経験を持つ岡野からランナーたちへ向けた爽快な応援歌[8][1]
    • 詞曲を手掛けた岡野は"がむしゃら"感をイメージし、アコギを弾きながらフルテンションで歌い制作したという[1]。また、歌詞のテーマは「希望の象徴」として岡野の頭に思い浮かんだ「」で[1]7区間を選手たちがたすきでつなぎ、チームがひとつになってゴールを目指す様を7色・7文字の「虹(Rainbow)」に例えている[注釈 2]
    • 「歌詞の向いている方向がストレートな分、サウンド的に普遍的なバンドサウンドになるとストレートさがトゥーマッチになるような気がした」という理由から、打ち込みのリズムにギターもサンプリングするなど、一捻り加えたアレンジとなっている[1]。また、力強い重めのサウンドを生み出すために、新藤は初めて7弦ギターを使用している[1]

Additional Musicians

  1. 瞳の奥をのぞかせて
  2. Rainbow
    • Synthesist: 飯田高広
    • Piano, Organ, Tubular Bells & All Other Instruments: ak.homma

収録作品

タイトル 収録作品
瞳の奥をのぞかせて
Rainbow

脚注

[脚注の使い方]

注釈

  1. ^ タイアップが付いたカップリング曲は「ワールド☆サタデーグラフティ」(2003年)以来である。
  2. ^ ただし、岡野本人は『ひろしま男子駅伝』が7区間の大会であることを知らず、この7色・7文字というのは偶然とのことで、メンバー曰く「後付け」「やった!と思った」。
  3. ^ "NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2』に収録。

出典

  1. ^ a b c d e f g h i j 『PORNOGRAFFITTI × PATi・PATi COMPLETE BOOK ~15years file~ 2』シンコーミュージック、2014年12月22日、267頁。 
  2. ^ 「"NIPPONロマンスポルノ'19 〜神vs神〜" DAY2」(『ポルノグラフィティ20th Anniversary Special Live Box』収録)SME Records、2019年12月25日、0:54:04。
  3. ^ “ポルノグラフィティ30枚目のシングルいよいよタイトル発表”. 音楽ナタリー (2009年12月11日). 2021年8月18日閲覧。
  4. ^ “ポルノグラフィティ、初の東京ドーム大成功”. BARKS. 2022年10月13日閲覧。
  5. ^ “ポルノグラフィティ 20周年記念東京ドーム2デイズ大成功! “この20年、ポルノグラフィティで良かったなって思います”〈9月8日をレポート!〉”. DI:GA ONLINE (2019年9月21日). 2022年10月13日閲覧。
  6. ^ “ポルノグラフィティ、東京ドームライブで20周年に乾杯 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)”. Rolling Stone Japan (2019年9月12日). 2022年10月13日閲覧。
  7. ^ 筧真帆 (2019年9月14日). “ポルノグラフィティ、20年を凝縮した東京ドーム公演 “祝祭”にふさわしいステージに”. Real Sound. 2022年10月13日閲覧。
  8. ^ “大会テーマ曲”. 天皇盃 全国都道府県対抗男子駅伝競走大会事務局. 2022年10月13日閲覧。
岡野昭仁 (Vo) - 新藤晴一 (Gt)
シングル
オリジナル
1990年代
99年

1.アポロ

2000年代
00年

2.ヒトリノ夜 - 3.ミュージック・アワー - 4.サウダージ - 5.サボテン

01年

6.アゲハ蝶 - 7.ヴォイス

02年
03年

10.渦 - 11.音のない森 - 12.メリッサ - 13.愛が呼ぶほうへ - 14.ラック

04年

15.シスター - 16.黄昏ロマンス

05年
06年

20.ハネウマライダー - 21.Winding Road

07年

22.リンク

08年
09年
2010年代
10年

30.瞳の奥をのぞかせて - 31.君は100%

11年

32.EXIT - 33.ワンモアタイム - 34.ゆきのいろ

12年
13年
14年
15年
16年
17年
18年

46.カメレオン・レンズ - 47.ブレス - 48.Zombies are standing out(配信限定)- 49.フラワー(配信限定)

19年

50.VS

2020年代
20年

-

21年

51.テーマソング

22年

-

23年
24年

解放区

配信限定

1.m-FLOOD - 2.Zombies are standing out - 3.フラワー - 4.サウダージ - From THE FIRST TAKE - 5.テーマソング - From THE FIRST TAKE - 6.アビが鳴く - 7.THE DAY - From THE FIRST TAKE - 8.アゲハ蝶 - From THE FIRST TAKE

参加作品

1.Let's try again - 2.それを強さと呼びたい(配信限定)- 3.それを強さと呼びたい 〜2015ver.〜(配信限定)- 4.それを強さと呼びたい 〜2017ver.〜(配信限定)- 5.それを強さと呼びたい 〜2018ver.〜(配信限定)- 6.それを強さと呼びたい 〜2019ver.〜(配信限定)

アルバム
オリジナル

1.ロマンチスト・エゴイスト - 2.foo? - 3.雲をも摑む民 - 4.WORLDILLIA - 5.THUMPχ - 6.m-CABI - 7.ポルノグラフィティ - 8.∠TRIGGER - 9.PANORAMA PORNO - 10.RHINOCEROS - 11.BUTTERFLY EFFECT - 12.暁

ベスト
ライヴ
参加作品
映像作品
MV

1.Porno Graffitti Visual Works OPENING LAP - 2.COMPLETE CLIPS 1999-2008(OPENING LAP - PG CLIPS 2nd LAP - PG CLIPS 3rd LAP - PG CLIPS 4th LAP)

ライヴ

1.Tour 08452 〜Welcome to my heart〜 - 2."BITTER SWEET MUSIC BIZ" LIVE IN BUDOKAN 2002 - 3."74ers" LIVE IN OSAKA-JO HALL 2003 - 4.5th Anniversary Special Live "PURPLE'S" IN TOKYO TAIIKUKAN 2004 - 5.7th LIVE CIRCUIT "SWITCH" 2005 - 6.横浜ロマンスポルノ'06 〜キャッチ ザ ハネウマ〜 IN YOKOHAMA STADIUM - 7."OPEN MUSIC CABINET" LIVE IN SAITAMA SUPER ARENA 2007 - 8."ポルノグラフィティがやってきた" LIVE IN ZEPP TOKYO 2008 - 9.横浜・淡路ロマンスポルノ'08 〜10イヤーズ ギフト〜 LIVE IN AWAJISHIMA - 10."ロイヤル ストレート フラッシュ" LIVE IN YOYOGI DAIICHI TAIIKUKAN 2009 - 11."∠TARGET" LIVE IN JCB HALL 2010 - 12.つま恋ロマンスポルノ'11 〜ポルノ丸〜 - 13.幕張ロマンスポルノ'11 〜DAYS OF WONDER〜 - 14.12th LIVE CIRCUIT "PANORAMA × 42" SPECIAL LIVE PACKAGE - 15.13thライヴサーキット "ラヴ・E・メール・フロム・1999" Live in MARINE MESSE FUKUOKA - 16.神戸・横浜ロマンスポルノ'14 〜惑ワ不ノ森〜 Live at YOKOHAMA STADIUM - 17.14thライヴサーキット "The dice are cast" Live in OSAKA-JO HALL 2015 - 18.FANCLUB UNDERWORLD 5 Live in Zepp DiverCity 2016 - 19.横浜ロマンスポルノ'16 〜THE WAY〜 Live in YOKOHAMA STADIUM - 20.PORNOGRAFFITTI 色情塗鴉 Special Live in Taiwan - 21.15thライヴサーキット "BUTTERFLY EFFECT" Live in KOBE KOKUSAI HALL 2018 - 22.16thライヴサーキット "UNFADED" Live in YOKOHAMA ARENA 2019 - 23.ポルノグラフィティ20th Anniversary Special Live Box - 24.17thライヴサーキット "続・ポルノグラフィティ" Live at TOKYO GARDEN THEATER 2021 - 25.18thライヴサーキット "暁" Live at NIPPON BUDOKAN 2023

その他
ラジオ
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