曖昧さ回避 この項目では、日本語の音節および文字について説明しています。その他の用法については「」をご覧ください。
平仮名
文字
字源 久の草書体
JIS X 0213 1-4-15
Unicode U+304F
片仮名
文字
字源 久の一部
JIS X 0213 1-5-15
Unicode U+30AF
言語
言語 ja, ain
ローマ字
ヘボン式 KU
訓令式 KU
JIS X 4063 ku
アイヌ語 KU
発音
IPA kɯ̹
種別
清音
かな
仮名
万葉仮名


片仮名
平仮名の異体字片仮名の異体字

五十音撥音

わワ らラ やヤ まマ はハ なナ たタ さサ かカ あア
ゐヰ りリ (𛀆𛄠) みミ ひヒ にニ ちチ しシ きキ いイ
(𛄟𛄢) るル ゆユ むム ふフ ぬヌ つツ すス くク うウ
ゑヱ れレ (𛀁𛄡) めメ へヘ ねネ てテ せセ けケ えエ
をヲ ろロ よヨ もモ ほホ のノ とト そソ こコ おオ
んン

濁点つき

わ゙ヷ ばバ だダ ざザ がガ あ゙ア゙
ゐ゙ヸ びビ ぢヂ じジ ぎギ -
ゔヴ ぶブ づヅ ずズ ぐグ -
ゑ゙ヹ べベ でデ ぜゼ げゲ -
を゙ヺ ぼボ どド ぞゾ ごゴ -

半濁点つき

ら゚ラ゚ ぱパ た゚タ゚ さ゚サ゚ か゚カ゚ あ゚ア゚
り゚リ゚ ぴピ ち゚チ゚ し゚シ゚ き゚キ゚ い゚イ゚
る゚ル゚ ぷプ つ゚ツ゚ す゚ス゚ く゚ク゚ う゚ウ゚
れ゚レ゚ ぺペ て゚テ゚ せ゚セ゚ け゚ケ゚ え゚エ゚
ろ゚ロ゚ ぽポ と゚ト゚ そ゚ソ゚ こ゚コ゚ お゚オ゚

小書き

ゎヮ ゃャ - - - - ゕヵ ぁァ
𛅐𛅤
小書きヰ
- - - - ぃィ
- ゅュ っッ ぅゥ
𛅑𛅥
小書きヱ
- - - - - ゖヶ ぇェ
𛅒𛅦
小書きヲ
ょョ - - - こコ ぉォ
𛅧(小書きン)
ㇷ゚

多音節

(イフ)
(かしこ)
(こと/コト)
(さま)
(シテ)
(トキ)
(トモ)
(なり/ナリ)
(まいらせ候)
(より/ヨリ)
(ごと)
(ドモ)

踊り字

ゝヽ
〱゙ ゞヾ
〱゚ ゝ゚ヽ゚

長音符

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は、日本語音節のひとつであり、仮名のひとつである。1モーラを形成する。五十音図において第2行第3段(か行う段)に位置する。清音の他、濁音(ぐ、グ)を持つ。また、話し手によっては、文節のはじめ以外で、子音が鼻音化した鼻濁音を用いる。鼻濁音は濁音と意味上の差異はない。

概要

「く」の筆順
「ク」の筆順
  • 現代標準語の音韻: 1子音と1母音」から成る音。子音は、次の通り。
    • 清音 「く」: の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。無声。
    • 濁音 「」: 舌の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。有声。
    • 鼻濁音 「く゚」: 鼻に音を抜きながら、舌の後部を口蓋の奥の部分(軟口蓋)に押しあて一旦閉鎖した上で破裂させることで発する。有声。
  • 五十音順: 第8位。 「き」の次。「け」の前。
  • いろは順: 第28位。「」の次。「」の前。
  • 平仮名「く」の字形: 「久」の草体
  • 片仮名「ク」の字形: 「久」の部分 (最初の2画。『広辞苑』第六版より)
  • ローマ字
  • 点字:
  • 通話表: 「クラブのク」
  • モールス信号: ・・・-
  • 手旗信号:11
  • 発音Japanese ku.ogg く[ヘルプ/ファイル]

く に関わる諸事項

  • 合拗音の/kwa/, /gwa/は、「く」、「ぐ」に「わ」を後続させて表記する。このとき、後続する「わ」は一般に小さく「ぐゎ」の様に書く。現代標準語では「」、「が」に吸収され、現代仮名遣いでは「か」、「が」と書く。
  • くの字というと、ひらがなのくの字形を指し、直線を中央で直角に曲げた形である。
  • 「くの字点」という、平仮名の「く」の字を延ばしたような踊り字(反復記号)が存在する。
  • 鉄道車両の記号「ク」は、
  • 熊本県旗は片仮名の「ク」を図案化したもの。

関連項目

ウィクショナリーに関連の辞書項目があります。