R型小惑星

R型小惑星(R-type asteroid)は、中程度に明るく、比較的珍しい小惑星帯内側の小惑星である。スペクトル的には、V型小惑星A型小惑星の中間である。スペクトル上に、1μmと2μmのカンラン石輝石のはっきりした線が見られ、斜長石も存在する可能性がある。

IRASのミッションでは、ベスタ、ガリア、アスポリナ、デンボウスカ、ドゥルシネーア、ベートゲアがR型小惑星であると分類された。ベスタは、後にV型小惑星に再分類されたが、議論がある。以上の中で、全ての波長を考慮に入れてもR型小惑星と認識されるのは、デンボウスカのみである。

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