L.A.ウーマン

L.A.ウーマン
ドアーズスタジオ・アルバム
リリース
録音 1970年11月 - 1971年1月
ジャンル ロック
時間
レーベル エレクトラ・レコード
プロデュース ドアーズ
ブルース・ボトニック
専門評論家によるレビュー
チャート最高順位
  • 9位(アメリカ[1]
  • 28位(イギリス[2]
  • ドアーズ アルバム 年表
    アブソルートリー・ライヴ
    1970年
    L.A.ウーマン
    1971年
    アザー・ヴォイセズ
    1971年
    テンプレートを表示
    ドアーズ『L.A.ウーマン』のアルバム盤に対してアメリカレコード協会が授与したゴールドディスクのレコード。アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルス郡ユニバーサルシティにあるハードロックカフェ・ハリウッド所蔵

    L.A.ウーマン』(L.A. Woman)は、1971年に発売されたドアーズのアルバム。ジム・モリソンが参加した最後のアルバムとなった。

    『ローリング・ストーン誌が選ぶオールタイム・グレイテスト・アルバム500』に於いて、364位にランクイン[3]

    概要

    4人揃ったドアーズとしての最後の作品となった。

    ドアーズの作品の中でもブルース色の濃い作品の一方、「L.A.ウーマン」など、それまでのドアーズの作品には無いスピード感溢れる軽快な曲も含まれている。一方、アルバムの最後を飾る「ライダーズ・オン・ザ・ストーム」は哀感に満ちた内容で、直後のジムの死を予感させる曲とも言われるが、レイ・マンザレクによれば「ヒッチハイクシリアルキラー」として知られるビリー・クック(英語版)をモデルにした曲であるという。また、歌詞中では哲学者マルティン・ハイデッガーの提唱した投企という概念に言及している。

    前作までのプロデューサーであるポール・A・ロスチャイルドと決別したバンドは、エンジニアのブルース・ボトニックとメンバーの共同プロデュースにより本作を制作した。本作はベースにジェリー・シェフ、ギターにマーク・ベノをゲストに迎えている。 殆どの曲は、デビュー・アルバム同様に一発録りに近い形式で録音されており、モリソンのボーカルは浴室を使って収録された。 モリソンは、本作の録音を終えるとフランスに渡航し、パリで死を迎える事となった。バンドのボーカルとしての役割に辟易としてたとされるモリソンだが、他のメンバーによると本作の後もバンド名義によるアルバム制作に意欲を持っていたという。

    曲目

    1. チェンジリング - The Changeling (The Doors) 4:21
    2. ラブ・ハー・マッドリー - Love Her Madly (The Doors) 3:20
    3. ビーン・ダウン・ソー・ロング - Been Down So Long (The Doors) 4:12
    4. カーズ・ヒス・バイ・マイ・ウィンドウ - Cars Hiss by My Window (The Doors) 4:41
    5. L.A.ウーマン - L.A. Woman (The Doors) 7:53
    6. ラメリカ - L'America (The Doors) 4:38
    7. ヒヤシンスの家 - Hyacinth House (The Doors) 3:12
    8. クローリング・キング・スネーク - Crawling King Snake (Hooker) 5:00
    9. テキサス・ラジオ - The WASP (Texas Radio and the Big Beat) (The Doors) 4:15
    10. ライダーズ・オン・ザ・ストーム - Riders on the Storm (The Doors) 7:15

    脚注

    1. ^ L.A. Woman - The Doors : Awards : AllMusic
    2. ^ ChartArchive - The Doors - L.A.Woman
    3. ^ The Doors, 'L.A. Woman' - 500 Greatest Albums of All Time | Rolling Stone - 2014年10月5日閲覧

    外部リンク

    • L.A. Woman Lyrics
    • L.A. Woman - Discogs (発売一覧)
    ジム・モリソン - レイ・マンザレク - ロビー・クリーガー - ジョン・デンズモア
    スタジオ・アルバム

    1.ハートに火をつけて 2.まぼろしの世界 3.太陽を待ちながら 4.ソフト・パレード 5.モリソン・ホテル 6.L.A.ウーマン
    7.アザー・ヴォイセズ 8.フル・サークル 9.アメリカン・プレイヤー

    ライブ・アルバム

    1.アブソルートリー・ライヴ 2.アライヴ・シー・クライド 3.ライヴ・アット・ハリウッド・ボウル 4.イン・コンサート 5.ライヴ・イン・デトロイト
    6.ライヴ・アット・ザ・アクエリアス・シアター:ファースト・パフォーマンス 7.ブライト・ミッドナイト:ライヴ・イン・アメリカ 8.ライヴ・イン・ハリウッド
    9.ライヴ・イン・フィラデルフィア '70 10.ライヴ・イン・ボストン 11.ピッツバーグ・シヴィック・アリーナ 12.ライヴ・イン・ニューヨーク 13.ライヴ・アット・ザ・ボウル '68

    コンピレーション

    1.13 2.ジム・モリソンの遺産 3.ザ・ベスト・オブ・ドアーズ 4.ザ・ドアーズ・グレイテスト・ヒッツ 5.ザ・ベスト・オブ・ドアーズ 6.エッセンシャル・レアリティーズ
    7.ザ・ベスト・オブ・ドアーズ 8.ザ・ヴェリー・ベスト・オヴ・ザ・ドアーズ 9.レガシー:ザ・アブソリュート・ベスト 10.ザ・ヴェリー・ベスト・オヴ・ザ・ドアーズ

    ボックスセット

    1.ザ・ドアーズ:ボックスセット 2.コンプリート・スタジオ・レコーディングス 3.ノー・ワン・ヒアー・ゲッツ・アウト・アライヴ 4.ブート・ヤー・バット
    5.ラヴ・デス・トラベル・ボックスセット 6.パーセプション 7.ザ・ドアーズ・ヴィニール・ボックスセット 8.ドアーズ・シングル・ボックス

    シングル

    1."ブレイク・オン・スルー" 2."ハートに火をつけて" 3."まぼろしの世界" 4."ラヴ・ミー・トゥー・タイムス" 5."名もなき兵士" 6."ハロー・アイ・ラヴ・ユー" 7."タッチ・ミー"
    8."ウィッシュフル・シンフル" 9."テル・オール・ザ・ピープル" 10."ラニン・ブルー" 11."ユー・メイク・ミー・リアル" 12."あの娘に狂って" 13."嵐をこえて"
    14."タイトロープ・ライド" 15."愛の船立ち" 16."ゲット・アップ" 17."蚊" 18."ピアノ・バード" 19."ロードハウス・ブルース" 20."ジ・エンド" 21."グローリア"

    書籍

    1.アメリカン・ナイト 2.ノー・ワン・ヒアー・ゲッツ・アウト・アライヴ 3.ハートに火をつけて

    関連項目

    1.ディスコグラフィ 2.ドアーズ (映画) 3.ドアーズ/まぼろしの世界 4.The Lost Paris Tapes 5.リック・アンド・ザ・レイヴンズ 6.ビル・シドンス
    7.ダニー・シュガーマン 8.ポール・A・ロスチャイルド 9.ブルース・ボトニック 10.ロンドン・フォッグ 11.Stoned Immaculate: The Music of The Doors

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