Connichi

Connichi(コンニチ)は、年に一度ドイツ・ヘッセン州北部のカッセルにて、アニメ・マンガファンクラブAnimexx e.V.の主催による、日本のアニメマンガファンによる、ファンのために開催されるイベント。3日間行われ、ドイツ語圏では最大規模。2014年には「ドイツにおける日本文化の普及」に貢献があったとして、日本政府から外務大臣表彰を受賞した。[1][2]

第1回は、2002年にルートヴィヒスハーフェンで開催[3]。2003年からは、毎年9月にカッセル市の市民ホール(Kongress Palais)にて開催されている。なお、2023年からは同州の州都ヴィースバーデンに移転すると発表され、地元メディアは来場者や関係者の悲喜交交の反応を伝えた。[4][5]

参加者は、年々増加傾向にあり、2002年は1,500人程度だったが、2006年に1万2,000人、2007年に1万3,500人を記録した。2008年度は1万4,300人。2010年は、1万5,500人だった。会場の収容能力に限界があり、入場者数は微増にとどまっていた。2012年以降は別館(Kolonnaden Saal)がオープンしたこともあり、入場者数はまた増加傾向にある。2014年は過去最高となる2万5,000人を記録した。(3日間、のべ人数)

概要

いわゆる北米におけるコンベンションの体裁を取り、各種イベントが会場内で平行して開催される。

コンテスト部門では、アニメ・ミュージック・ビデオコスプレ同人誌、コンシューマゲーム、ラーメン早食い、などが審査される。2005年度より、世界コスプレサミットのドイツ代表選考会が開催される。ワークショップ部門では、マンガ教室、デジタルペイント教室、といったものから、茶道、書道、おりがみ、といった日本の文化を体験できる教室も開催される。

この他には、アニメの上映会、「Bring & Buy」(フリーマーケット)、マンガ図書館、物販コーナー、碁やトレーディングカードの対戦スペースなどもある。

また会場内のメイン舞台では、ドイツ、日本、双方のアーティスト、ダンスチームによるショーも行われる。日本や、ドイツ国内から、ゲスト参加者が招待され、サイン会を行ったり、一般参加者とのディスカッションが催される。2005年度より、メインイベントと平行して、夜の部として、J-Rock-Discoが開催され、ヴィジュアル系やJ-Rockバンドによるライブが行われる。

脚注

  1. ^ “巨大なオフ会? ドイツ最大のアニメ・漫画ファンイベント「Connichi」に行ってきた”. ねとらぼ. (2014年9月16日). https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/1409/16/news173.html 
  2. ^ 平成26年度外務大臣表彰受賞者一覧(団体) (PDF) 出典: 日本国外務省
  3. ^ 金兌娟「訪問客と共に作るイベント・コンベンション : ドイツのConnichiを通して」『言語文化共同研究プロジェクト』第2017号、大阪大学大学院言語文化研究科、2018年5月、33-42頁、doi:10.18910/69913、NAID 120006484531。 
  4. ^ [1]
  5. ^ [2]

外部リンク

  • Connichi(今日) 大会公式サイト(ドイツ語、英語)
  • Animexx e.V. 主催団体の公式サイト(ドイツ語)
  • 金兌娟「ポップカルチャーを通してみるグローカリゼーションの双方向性」『言語文化共同研究プロジェクト』第2015号、大阪大学大学院言語文化研究科、2016年5月、23-31頁、doi:10.18910/57305、NAID 120005830384。 
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