野田国義

日本の政治家 野田 国義 のだ くによし
野田国義（2019年）
生年月日	(1958-06-03) 1958年6月3日（65歳）
出生地	日本 福岡県八女市
出身校	日本大学法学部政治経済学科
前職	古賀誠衆議院議員秘書
所属政党	（無所属→） （民主党→） （民進党→） （無所属→） （旧立憲民主党→） 立憲民主党
称号	法学士
配偶者	野田稔子（前福岡県議会議員）
公式サイト	参議院議員 野田くによしOfficial Website
参議院議員
選挙区	福岡県選挙区
当選回数	2回
在任期間	2013年7月29日 - 現職
衆議院議員
選挙区	比例九州ブロック（福岡7区）
当選回数	1回
在任期間	2009年8月31日 - 2012年11月16日
福岡県八女市長
当選回数	4回
在任期間	1993年1月30日 - 2008年9月30日
その他の職歴
立憲民主党ネクスト総務大臣 泉健太「次の内閣」 （2022年9月13日 - 現職）
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野田 国義（のだ くによし、1958年（昭和33年）6月3日^[1] - ）は、日本の政治家。立憲民主党所属の参議院議員（2期）。衆議院議員（1期）、福岡県八女市長（4期）を務めた。

来歴

福岡県八女郡立花町（現：八女市）の農家に生まれ、八女郡広川町で育つ。福岡県立福島高等学校、日本大学法学部政治経済学科卒業。大学時代には政治研究会を立ち上げた。大学卒業後は泰道三八事務所勤務を経て、自由民主党の古賀誠衆議院議員の秘書を務める^[2]。

1993年、34歳で八女市長選挙に無所属で出馬し、全国最年少で初当選。その後4期15年8か月にわたり市長を務めた。2005年の市長選では、かつて秘書を務めた古賀の主導により対立候補を立てられるも、4選。2008年9月、八女市長を辞職^[2]。

2009年、第45回衆議院議員総選挙に民主党公認で、かつて自身が仕えた古賀の選挙区である福岡7区から出馬。結果は古賀に敗れたが、重複立候補していた比例九州ブロックで復活し、当選した。2012年の第46回衆議院議員総選挙では、古賀から後継指名を受けて立候補した、古賀の元秘書である自民党新人の藤丸敏に福岡7区で敗れ、比例復活もならず落選した。

2013年7月、第23回参議院議員通常選挙に民主党公認で福岡県選挙区（定数2）から出馬し、得票数2位で当選^[2]。この選挙において、九州地方で唯一当選した民主党の候補者であった。

2017年10月27日、民進党代表の前原誠司が、同月の衆院選で党を分裂させる形で戦う原因をつくったことについて陳謝し、引責辞任を正式に表明^[3]。前原の辞任に伴う代表選挙（10月31日実施）では大塚耕平の推薦人に名を連ねた。

2018年5月に民進党と希望の党が合流する形で結成された国民民主党には参加せず、無所属で活動する意向を表明し直前に民進党を離党した^[4]。10月17日、立憲民主党の院内会派である「立憲民主党・民友会」に入会し^[5]、12月25日に正式に入党した^[6]。

2019年7月、第25回参議院議員通常選挙に立憲民主党公認で福岡県選挙区（定数3）から立候補し、再選。

2020年9月15日、旧立憲民主党と旧国民民主党は、2つの無所属グループを加えた形で新「立憲民主党」を結成^[7]。野田も新党に参加。

2021年10月31日の第49回衆議院議員総選挙で立憲民主党は議席を「109」から「96」に減らし、11月2日、枝野幸男代表は引責辞任を表明^[8]。枝野の辞任に伴う代表選挙（11月30日実施）では小川淳也の選対本部長を務め^[9]、かつ推薦人に名を連ねた^[10]。

2022年9月13日、立憲民主党は、両院議員総会を開き、泉健太代表から「次の内閣」の発表があり、承認される。野田はネクスト総務大臣（地方創生・倫理選挙）に就任。

政策・主張

集団的自衛権行使是認反対

2014年4月21日、元行政刷新担当大臣の蓮舫や社会民主党党首の吉田忠智と連名で、第2次安倍内閣が目指す憲法解釈変更による集団的自衛権の行使是認を支持しないようアメリカ大統領のバラク・オバマに求める文書を在日米大使館に提出した。 文書に賛同した19人は衆議院議員では民主党の篠原孝、生方幸夫 ・社民党の吉川元 、参議院議員では民主党の蓮舫、小川敏夫、藤田幸久、相原久美子、有田芳生、石橋通宏、小西洋之、難波奨二、野田国義、大島九州男 、田城郁、徳永エリ、森本真治・社民党の吉田忠智、福島瑞穂、又市征治だった^[11]。先に訪米し民主党は行使容認に前向きとの認識を示していた元防衛副大臣の長島昭久は、Twitterで「属国でもあるまいし、嘆かわしい」と批判した^[12]。

その他

• 自身の重視する政治姿勢として、「助け合いの社会」「暮らしに密着した産業」「生活者・納税者・消費者・働く者のための政治」「子供への投資」「安全なエネルギー」などを挙げる^[13]。
• 選択的夫婦別姓制度導入について、「結婚したら夫婦同姓か夫婦別姓を自由に選べるようにすべき」としている^[14]。

発言

• 2014年10月7日の参議院予算委員会における小川敏夫参議院議員（民主党）の審議中、山谷えり子国家公安委員会委員長に対する民主党席から発せられたヤジがセクハラにあたるとして自民党側から抗議を受け、10月8日、野田はヤジが自分の発言であったことを認めた。小川は在日特権を許さない市民の会関係者の男性ら7人が5年前、山谷が宿泊していたホテルを訪問したことを追及しており、野田は「宿泊先まで知っているっていうのは、懇ろ（ねんごろ）の関係じゃねえか」などのヤジを飛ばしていたが、これについて「（在日特権を許さない市民の会と）親しいのではないかという意図で発言した。全く違った解釈をされている」と釈明した^[15][16][17]。10月10日、野田は国会内で山谷に面会を申し入れ、「誤解を招く発言があり、申し訳ありませんでした」と謝罪した^[18]。

所属団体・役職

• 下関北九州道路整備促進期成同盟会（顧問）^[19]

脚注

外部リンク

• 参議院議員 野田くによしOfficial Website
• 野田国義 公式ブログ - ウェイバックマシン（2016年3月31日アーカイブ分）
• 野田くによし (@nodakuniyoshi) - X（旧Twitter）
• 野田くによし (nodakuniyoshi) - Facebook
• 参議院議員　野田くによし (@kuniyoshinoda_offical) - Instagram
• 野田くによし - YouTubeチャンネル
• 野田くによしオフィシャルブログ

議会
先代 古賀ゆきひと	参議院東日本大震災復興特別委員長 2023年 -	次代 現職
先代 川田龍平	参議院行政監視委員長 2020年-2021年	次代 吉田忠智
先代 増子輝彦	参議院国土交通委員長 2017年 - 2018年	次代 長浜博行
公職
先代 斉藤清美	福岡県八女市長 1993年 - 2008年	次代 三田村統之

表 話 編 歴 参議院東日本大震災復興特別委員長
柳田稔 増子輝彦 池口修次 玉置一弥 郡司彰 蓮舫 桜井充 福山哲郎 那谷屋正義 江島潔 徳永エリ 青木愛 杉尾秀哉 那谷屋正義 古賀ゆきひと 野田国義

表 話 編 歴 参議院行政監視委員長
竹山裕 続訓弘 浜田卓二郎 山下栄一 続訓弘 森本晃司 白浜一良 松あきら 山口那津男 荒木清寛 草川昭三 郡司彰 加藤修一 山下栄一 渡辺孝男 伊達忠一 末松信介 福岡資麿 森まさこ 愛知治郎 江口克彦 松村祥史 礒崎陽輔 佐藤信秋 丸山和也 中川雅治 芝博一 川田龍平 野田国義 吉田忠智 青木愛 川田龍平

表 話 編 歴 参議院国土交通委員長
新設 今泉昭 北澤俊美 藤井俊男 輿石東 田名部匡省 羽田雄一郎 大江康弘 吉田博美 田村耕太郎 椎名一保 牧野京夫 小泉昭男 岡田直樹 石井準一 加藤敏幸 藤本祐司 広田一 金子洋一 増子輝彦 野田国義 長浜博行 羽田雄一郎 田名部匡代 江崎孝 斎藤嘉隆 古賀ゆきひと 蓮舫

表 話 編 歴 比例九州ブロック選出衆議院議員(1996年 - )
第41回 （定数23）	自由民主党 衛藤晟一 堀之内久男 山下徳夫 東家嘉幸↓ 大原一三 宮路和明 下地幹郎 嘉数知賢 坂井隆憲 林田彪↑ 新進党 愛野興一郎↓ 神崎武法 髙木義明 古賀一成 権藤恒夫 倉田栄喜 島津尚純 東順治↑ 民主党 松本惟子 川内博史 岩田順介 社会民主党 中西績介 浜田健一 日本共産党 吉井英勝 古堅実吉
第42回 （定数21）	自由民主党 下地幹郎 松下忠洋 林田彪 西川京子 堀之内久男 大原一三 嘉数知賢 民主党 原口一博 川内博史 楢崎欣弥 古賀一成↓ 米沢隆↑ 公明党 神崎武法 東順治 江田康幸 社会民主党 重野安正 中西績介 今川正美 自由党 藤島正之 山田正彦 日本共産党 小沢和秋 赤嶺政賢
第43回 （定数21）	自由民主党 野田毅 松下忠洋 仲村正治 西川京子 佐藤錬 三原朝彦 衛藤晟一 松岡利勝 民主党 山田正彦 城井崇 楢崎欣弥 川内博史 松野信夫 楠田大蔵 米沢隆 公明党 神崎武法 東順治 江田康幸 社会民主党 東門美津子 横光克彦 日本共産党 赤嶺政賢
第44回 （定数21）	自由民主党 広津素子 仲村正治 佐藤錬 林田彪 山本幸三 木原稔 遠藤宣彦 冨岡勉 安次富修 民主党 原口一博 山田正彦 横光克彦 北橋健治↓ 古賀一成 川内博史 大串博志 楠田大蔵↑ 公明党 神崎武法 東順治 江田康幸 社会民主党 重野安正 日本共産党 赤嶺政賢
第45回 （定数21）	民主党 皆吉稲生 後藤英友↓ 古賀一成 野田国義 打越明司 道休誠一郎 網屋信介 山本剛正 川越孝洋 中屋大介↑ 自由民主党 野田毅 山本幸三 谷川弥一 衛藤征士郎 北村誠吾 岩屋毅 公明党 神崎武法↓ 東順治 江田康幸 遠山清彦↑ 日本共産党 赤嶺政賢 社会民主党 中島隆利
第46回 （定数21）	自由民主党 宮路和明 宮崎政久 西川京子 林田彪 新開裕司 末吉光徳 湯川一行 日本維新の会 松野頼久 河野正美 中山成彬 山之内毅 公明党 江田康幸 遠山清彦 濱地雅一 民主党 大串博志 原口一博 髙木義明 みんなの党 佐藤正夫 日本共産党 赤嶺政賢 社会民主党 吉川元 日本未来の党 玉城デニー
第47回 （定数21）	自由民主党 岩田和親 穴見陽一 西銘恒三郎 國場幸之助 宮路拓馬 比嘉奈津美 宮崎政久 今村雅弘 公明党 江田康幸 遠山清彦 濱地雅一 吉田宣弘 民主党 大串博志 髙木義明 緒方林太郎 維新の党 松野頼久 河野正美 下地幹郎 日本共産党 田村貴昭 真島省三 社会民主党 吉川元
第48回 （定数20）	自由民主党 園田博之↓ 宮路拓馬 今村雅弘 古川康 國場幸之助 冨岡勉 岩田和親 宮崎政久↑ 希望の党 中山成彬 吉良州司 稲富修二 城井崇 立憲民主党 横光克彦 山内康一 矢上雅義 公明党 江田康幸 遠山清彦↓ 濱地雅一 吉田宣弘↑ 日本共産党 田村貴昭 社会民主党 吉川元 日本維新の会 下地幹郎
第49回 （定数20）	自由民主党 今村雅弘 保岡宏武 岩田和親 武井俊輔 古川康 國場幸之助 宮崎政久 小里泰弘 立憲民主党 末次精一↓ 吉川元 山田勝彦↓ 稲富修二 屋良朝博↑ 川内博史↑ 公明党 濱地雅一 吉田宣弘 金城泰邦 吉田久美子 日本維新の会 阿部弘樹 山本剛正 日本共産党 田村貴昭 国民民主党 長友慎治
↓：途中辞職、失職など、↑：繰り上げ当選。

表 話 編 歴 福岡県選挙区選出参議院議員(1947年 - )
第1回 （定数6）	野田俊作 波多野鼎 橋上保↓ 吉田法晴↑ 3年議員 浜田寅蔵 島田千寿 團伊能
偶数回 定数3 第2回 小松正雄 團伊能↓ 西田隆男 山本経勝↑ 第4回 山本経勝↓ 安部清美 西田隆男 小柳勇↑ 第6回 亀井光↓ 小柳勇 森部隆輔 鬼丸勝之↑ 第8回 小柳勇 鬼丸勝之 米田正文 第10回 小柳勇 有田一壽 桑名義治 第12回 藏内修治 小柳勇 桑名義治 第14回 福田幸弘↓ 渡辺四郎 本村和喜↓ 渕上貞雄↑ 重富吉之助↑ 第16回 横尾和伸 渡辺四郎 吉村剛太郎 定数2 第18回 弘友和夫 吉村剛太郎 第20回 大久保勉 吉村剛太郎 第22回 大家敏志 大久保勉 定数3 第24回 古賀ゆきひと 大家敏志 高瀬弘美 第26回 大家敏志 古賀ゆきひと 秋野公造 奇数回 定数3 第3回 吉田法晴 剱木亨弘 野田俊作 第5回 吉田法晴↓ 野田俊作 剱木亨弘 小宮市太郎↑ 第7回 剱木亨弘 柳田桃太郎 小野明 第9回 小野明 剱木亨弘 柳田桃太郎 第11回 遠藤政夫 原田立 小野明 第13回 遠藤政夫 原田立 小野明 第15回 小野明↓ 木庭健太郎 合馬敬 三重野栄子↑ 定数2 第17回 木庭健太郎 三重野栄子 第19回 松山政司 岩本司 第21回 岩本司 松山政司 第23回 松山政司 野田国義 定数3 第25回 松山政司 下野六太 野田国義
↓：途中辞職、失職、在職中死去など、↑：補欠選挙で当選。

表 話 編 歴 福岡県八女市長
中島一之1954.4.1-1955.4.9 服部寅雄1955.5.1-1959.4.30 主計貞二1959.5.1-1963.4.30 末金偆一1963.5.1-1964.12.21 中島一之1965.1.30-1973.1.29 主計貞二1973.1.30-1977.1.29 斉藤清美1977.1.30-1993.1.29 野田国義1993.1.30-2008.9.30 三田村統之2008.11.26-
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