赤坂二・六丁目地区開発計画

赤坂二・六丁目地区開発計画(あかさかに・ろくちょうめちくかいはつけいかく)は、東京都港区赤坂にある再開発計画である。現在の国際新赤坂ビルを取り壊し、その跡地に地上41階建の棟と、地上19階建の棟の2棟の高層ビルを建設する再開発計画である。都市再生特別地区と認定され、デベロッパーは三菱地所TBSホールディングスである[1]。施行者は東棟は鹿島、西棟は大林組[2]

概要

東京放送ホールディングス(現・TBSホールディングス)は、「グループ中期経営計画2020」に「赤坂エンタテインメント・シティ構想」を計画し、三菱地所と共同事業協定を締結した。協定内容は、国際新赤坂ビルの敷地を再開発し、オフィスビルホール劇場ホテルなどを含めた総合施設を建設することである。計画は二棟の高層ビルを含め、東棟は41階建のオフィスを主体とした高層ビル、西棟は19階建のホテル・エンターテインメント施設を主体とした超高層ビルである。いずれも東京メトロ千代田線赤坂駅に直結する[3]

2021年(令和3年)11月15日にこの都市計画告示された[4]

2023年1月4日にTBSホールディングス社長の佐々木卓が新年挨拶の中で、その再開発の完成イメージが披露された[5]。それによれば、東棟の建物のラインは「あでやかな和服の袖模様」をイメージしており、その東棟の地下1階の「駅まち」内には、テレビ・ラジオなどが活用できるオープンスタジオが設けられると共に、インキュベーション施設も構える[5]。また、西棟の1階には、赤坂ACTシアターよりも座席数を増やした新しいホールが設けられることになり、プロジェクションができる壁も備える[5]

2024年2月9日に、民間都市再生事業計画として、認定を受け、2024年3月13日に、起工式を行い、この開発の新築工事に着手した[6]

脚注

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  1. ^ “赤坂二・六丁目地区は2028年完成。三菱地所とTBSによる高さ約230mの超高層ビル整備”. 2021年11月2日閲覧。
  2. ^ 「三菱地所、TBSHD/赤坂二・六丁目地区開発(東京都港区)、施工は鹿島と大林組に」『建設工業新聞』、2023年1月5日。2023年1月9日閲覧。
  3. ^ “AKASAKA ENTERTAINMENT CITY”. 2021年11月2日閲覧。
  4. ^ “『赤坂二・六丁目地区』開発計画 国家戦略特別区域計画認定 開発計画に合わせ、東京メトロ赤坂駅で“駅・まち一体”の開発を実現 デベロッパー×総合メディア企業×鉄道事業者による、まちづくり×エンタメ×駅の取組が始動” (PDF). 三菱地所・TBSホールディングス・東京地下鉄 (2021年11月18日). 2021年11月20日閲覧。
  5. ^ a b c “2023年 佐々木卓社長新年挨拶” (PDF). TBSホールディングス (2022年1月5日). 2023年1月8日閲覧。
  6. ^ “赤坂エリアの新たなランドマークとなる2棟の建物が2028年に誕生 赤坂二・六丁目地区開発計画新築工事着手/民間都市再生事業計画に認定 ~あらゆる世界を揺さぶる、エンタテインメントの街へ。Shake the World.AKASAKA~” (PDF). 三菱地所・TBSホールディングス (2024年3月13日). 2024年3月13日閲覧。

関連項目

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関連項目
1朝日放送テレビが旧JNN系列局、朝日放送ラジオは現在もJRN系列局であるため、相互に株式の持ち合い関係にある。
22001年末から2011年12月まで同社が筆頭株主としてプロ野球球団を運営(横浜ベイスターズとして)。
31968年の一時期、TBSプロレスに改称。
4旧称・TBSカンガルー募金
5旧称・TBSカンガルー災害募金
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