東島誠

東島 誠(ひがしじま まこと、1967年1月 - )は、日本の歴史学者立命館大学教授。1999年、『公共圏の歴史的創造――江湖の思想へ』により博士(文学)東京大学)。

経歴

大阪府出身。東大寺学園高校卒業。1990年、東京大学文学部卒業。1992年、同大学院人文科学研究科修士課程修了。1999年、同大学院人文社会系研究科博士課程修了。

もともとの専門は中世史であるが、『〈つながり〉の精神史』のように近世・近代史を主とした著作でも知られる[1]。また著作での引用文献は社会学から哲学まで幅広く、音楽評論も手がける[2]。『朝日新聞』の取材に対し、他分野との境目を歩いていると自認しつつ、史料などあくまで素材の説得力で勝負する、とも答えている[3]

東京大学史料編纂所研究機関研究員、2003年聖学院大学人文学部助教授、2009年同教授を経て2016年より立命館大学文学部教授。

著書

共著

出典

  1. ^ 近代史家による書評として、宮地正人「東島誠『〈つながり〉の精神史』」(『季論21』17号、2012年)がある。
  2. ^ 「異他なるジャン・シベリウス」(『シンフォニー』438号、 東京交響楽団第438回定期演奏会プログラム、1997年)、 「シベリウス孤島の住人たち」(『聖学院大学総合研究所Newsletter』Vol.13-4、2003年)、「音楽と公共世界、否定と継承」(『公共哲学15 文化と芸能から考える公共性』東京大学出版会、2004年)など。
  3. ^ 2007年5月19日付『朝日新聞』夕刊「テークオフ」。

外部リンク

  • 2012年度東歴研第46回大会 委員会企画報告「中世後期~近世都市にみる弱者と生存―合力の論理と排除の論理の関係性について―」
  • 2012年4月1日付『東京新聞』朝刊 「聖学院大教授 東島誠さん(45) 助け合いの歴史を探る」
  • 2012年4月29日付『日本経済新聞』朝刊 小川和也(評)「「絆」にまつわる言葉の変遷探る」
  • 歴史手習塾セミナー11 危機を乗り越えた日本人
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