惑星質量天体

6つの惑星質量天体候補の光学スペクトル

惑星質量天体(わくせいしつりょうてんたい、: planetary-mass object[1])は、質量が太陽系小天体より大きく、活性な核を持つ褐色矮星恒星よりも小さい天体の総称である。この大きさの天体は恒星にはなり得ず、宇宙空間を漂っている[2][3]。恒星の周りを回る多くの惑星質量天体は惑星であるが、この言葉はこの大きさの範囲に含まれる全ての天体を含む。

近年の発見

スピッツァー宇宙望遠鏡によって、Cha 110913-773444が発見された。この天体は木星の約8倍の大きさで、約50 - 100万歳と推定されている。塵の円盤に取り囲まれており、地球から約500光年の距離にある。

太陽系外の最初の惑星質量天体は、パルサーPSR 1257+12の周りを公転するもので、1992年にアレクサンデル・ヴォルシュチャンらによって発見された[4]。それまで惑星は主系列星にしか存在しないと考えられていたため、多くの天文学者が驚く発見だった。

惑星に関係する術語

脚注

[脚注の使い方]
  1. ^ “惑星質量天体”. 天文学辞典 (2022年1月11日). 2023年10月15日閲覧。
  2. ^ Extra Solar Planets msn.com
  3. ^ www.space.com
  4. ^ Pulsar Planets Archived 2005年12月30日, at the Wayback Machine.

関連項目

外部リンク

  • Gibor Basri, Michael E. Brown, Planetesimals to Brown Dwarfs: What is a Planet?, 2006 Preprint
  • Defining "Planet" by Gibor Basri
  • BBC News: Strange 'twin' new worlds found
  • ScienceDaily: New Study Suggests 'Planemos' May Spawn Planets And Moons June 6, 2006 (University of Toronto)
惑星の種類
地球型惑星
ガス状
その他