古内一絵

古内 一絵
(ふるうち かずえ)
誕生 1966年(57 - 58歳)
日本の旗 東京都
職業 小説家
翻訳家
言語 日本語
国籍 日本の旗 日本
最終学歴 日本大学芸術学部映画学科卒業
活動期間 2011年 -
ジャンル 青春小説
主な受賞歴 ポプラ社小説大賞特別賞(2010年)
デビュー作快晴フライング』(2011年)
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古内 一絵(ふるうち かずえ、1966年[1] - )は、日本小説家翻訳家

経歴・人物

東京都生まれ[2]日本大学芸術学部映画学科を卒業する[1]2010年、「銀色のマーメイド」第5回ポプラ社小説大賞特別賞を受賞する(刊行時『快晴フライング』に改題)[3]。同賞の受賞記者会見に出席した、同じく特別賞を受賞した浜口倫太郎が「とても上品で素敵な方だった」と自身のブログで語っている[4]。映画会社(大映角川映画[要出典])勤務を経る。2009年に退職する[5]。以降、中国語の翻訳家として活躍している[2]2017年、『フラダン』で第6回JBBY賞(文学小説部門)を受賞する[6]。2021年、『風の向こうへ駆け抜けろ』がNHK総合「土曜ドラマ」枠でテレビドラマ化される[7]

作品リスト

単行本・文庫

  • 快晴フライング(2011年4月 ポプラ社 ISBN 978-4-591-12417-8/2013年4月 ポプラ文庫 ISBN 978-4-591-13433-7《文庫のみ「夏のエール」収録》)
    • 【改題】銀色のマーメイド(2018年9月 中公文庫 ISBN 978-4-12-206640-3《ポプラ文庫版に加筆・改稿》)
  • 十六夜(いざよい)荘ノート(2012年9月 ポプラ社 ISBN 978-4-591-13070-4/2017年9月 中公文庫 ISBN 978-4-12-206452-2《単行本に加筆・修正》)
  • 緑川厩舎シリーズ
    • 風の向こうへ駆け抜けろ(2014年1月 小学館 ISBN 978-4-09-386375-9/2017年7月 小学館文庫 ISBN 978-4-09-406428-5《単行本に加筆・改稿》)
    • 蒼のファンファーレ(2017年7月 小学館 ISBN 978-4-09-386472-5/2021年12月 小学館文庫 ISBN 978-4094070958)
  • マカン・マランシリーズ
  1. マカン・マラン 二十三時の夜食カフェ(2015年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-004788-6)
  2. 女王さまの夜食カフェ マカン・マラン ふたたび(2016年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-004910-1)
  3. きまぐれな夜食カフェ マカン・マラン みたび(2017年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-005022-0)
  4. さよならの夜食カフェ マカン・マラン おしまい(2018年11月 中央公論新社 ISBN 978-4-12-005140-1)
  • 痛みの道標(2015年7月 小学館 ISBN 978-4-09-388434-1)
    • 【改題】赤道 星降る夜(2018年8月 小学館文庫 ISBN 978-4-09-406548-0《単行本に加筆・改稿》)
  • 花舞う里(2016年5月 講談社 ISBN 978-4-06-220049-3/2021年3月 小学館文庫 ISBN 978-4094068986)
  • フラダン(2016年9月 小峰書店 ISBN 978-4-338-28710-4/2020年3月 小学館文庫 ISBN 978-4094067545)
  • キネマトグラフィカ シリーズ
    • キネマトグラフィカ(2018年4月 東京創元社 ISBN 978-4-488-02785-8 / 2022年3月 創元文芸文庫 ISBN 978-4488804015)
    • 二十一時の渋谷で キネマトグラフィカ(2021年9月 東京創元社 ISBN 978-4488028503)
  • アネモネの姉妹リコリスの兄弟(2019年8月 キノブックス ISBN 978-4-909689-50-4)
  • 鐘を鳴らす子供たち(2020年1月 小峰書店 ISBN 978-4338287227 / 2023年8月 小学館文庫 ISBN 978-4094072846)
  • お誕生会クロニクル(2020年9月 光文社 ISBN 978-4334913663)
  • 最高のアフタヌーンティーの作り方(2021年4月 中央公論新社 ISBN 978-4120054266)
  • 星影さやかに(2021年6月 文藝春秋 ISBN 978-4163913827)
  • 山亭ミアキス(2021年12月 KADOKAWA ISBN 978-4041109885)
  • 百年の子(2023年8月 小学館 ISBN 978-4093866866)

共著

  • 通訳メソッドを応用したシャドウイングで学ぶ中国語基本動詞93(2013年9月 スリーエーネットワーク ISBN 978-4-88319-628-9 )《共著者:長谷川正時》

単行本未収録作品

小説
  • 「世界は暗号で満ちている」(2016年4月 『小説BOC 1』中央公論新社 ISBN 978-4-12-004847-0 )
  • 「月の石」(『小説宝石』2019年11月号 光文社
  • 「御真影」(『オール讀物』2020年2月号 文藝春秋)
  • 「ドールハウス」(『小説宝石』2020年3月号 光文社)
  • 「あの日から、この日から」(『小説宝石』2020年4月号 光文社)
  • 「刻の花びら」(『小説宝石』2020年5月号 光文社)
  • 「背負う女―山亭ミアキス―」(『小説 野性時代』2021年7月号 KADOKAWA)
エッセイなど
  • 「それぞれの苦しみに思いを馳せて」 - 『子どもの本棚』2018年3月号(日本子どもの本研究会)ISSN 0385-0528
  • 「気持ちあらたに、色とりどりエッセイ」 - 『小説宝石』2021年2月号 光文社
  • 「草枕、旅のあじ #4」 - 『あまから手帖』2021年4月号 クリエテ関西
連載

メディア化作品

ラジオドラマ

テレビドラマ

  • 風の向こうへ駆け抜けろ(2021年12月18日・25日、NHK総合「土曜ドラマ」枠、全2回、主演:平手友梨奈[7]

脚注

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出典

  1. ^ a b 『花舞う里』(古内一絵)|講談社BOOK倶楽部
  2. ^ a b インタビュー 作家 古内一絵さん|集英社 WEB文芸 RENZABURO レンザブロー
  3. ^ 第5回ポプラ社小説大賞 ポプラ社
  4. ^ 水嶋ヒロVS奈良の名探偵コナン ポプラ小説大賞記者会見編 - 作家・りんたろうの教えて!透明先生
  5. ^ 楽天ブックス: 快晴フライング - 古内一絵 - 4591124177 : 本
  6. ^ “国内ニュース 2017年10月31日分”. 日本国際児童図書評議会. 2018年3月16日閲覧。
  7. ^ a b “平手友梨奈、新人女性騎手役でNHKドラマ初主演「馬に対する想いを強く持って向き合う」”. 2023年8月4日閲覧。
  8. ^ “新連載 彼ら彼女らが見つけた自分だけのハイダウェイ(隠れ家)とは? 古内一絵 東京ハイダウェイ 小説すばる 2022年12月号”. 小説すばる. 集英社 (2022年11月17日). 2022年11月22日閲覧。
  9. ^ “風の向こうへ駆け抜けろ”. NHK オーディオドラマ. 2017年7月13日閲覧。

外部リンク

  • 古内一絵 (@gunei19) - X(旧Twitter)
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