中京大学附属中京高等学校

曖昧さ回避 この項目では、かつて「中京高等学校」だった愛知県の学校について説明しています。2020年に「中京学院大学附属中京高等学校」から改名した岐阜県の学校については「中京高等学校 (岐阜県)」をご覧ください。
この項目には、一部のコンピュータや閲覧ソフトで表示できない文字(Microsoftコードページ932はしご高))が含まれています(詳細)
中京大学附属中京高等学校
地図北緯35度8分47.5秒 東経136度57分19.5秒 / 北緯35.146528度 東経136.955417度 / 35.146528; 136.955417座標: 北緯35度8分47.5秒 東経136度57分19.5秒 / 北緯35.146528度 東経136.955417度 / 35.146528; 136.955417
過去の名称 中京商業学校
中京商業高等学校
中京高等学校
国公私立の別 私立学校
設置者 学校法人梅村学園
理念 学術とスポーツの真剣味の殿堂たれ
校訓 真剣味
設立年月日 1923年
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
設置学科 普通科
学期 3学期制
学校コード D123310000178 ウィキデータを編集
高校コード 23512B
所在地 466-8525
外部リンク 公式ウェブサイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
テンプレートを表示

中京大学附属中京高等学校(ちゅうきょうだいがくふぞくちゅうきょうこうとうがっこう)は、愛知県名古屋市昭和区川名山町にある私立高等学校

学校法人梅村学園が運営する中京大学附属学校である。通称「中京大中京(ちゅうきょうだいちゅうきょう)」。

概要

1923年大正12年)に中京商業学校として創立[1]1995年平成7年)に設置学科を普通科のみとし、1998年(平成10年)から男女共学化した。

学術スポーツの真剣味の殿堂たれ」を建学の精神とし、運動部を中心とした部活動に力を入れている。一方、2009年(平成21年)から特進と進学のコース別指導を開始し、のちに国際コースも設置するなど、学習面にも力を入れつつある。創立以来続けられてきた商業教育は現在行われていない。

1979年昭和54年)度入学者より、一連の管理教育の波に乗り校則が非常に厳しくなり学生服カバンも学校制定のものとなる。しかし、現在ではカバン、は自由化されている。

沿革

  • 1923年(大正12年) - 中京商業学校創立[1]。梅村清光が校主兼初代校長に就任[1]
  • 1944年(昭和19年) - 中京女子商業学校に転換して男子生徒の募集停止[1]
  • 1947年(昭和22年) - 中京商業学校に復し女子生徒の募集停止[1]
  • 1948年(昭和23年) - 財団法人梅村学園を設立[1]学制改革により中京商業高等学校に改称[1]。商業科が置かれる。
  • 1951年(昭和26年) - 財団法人梅村学園が学校法人梅村学園となる[1]
  • 1954年(昭和29年) - 梅村学園第1回合同学園祭を開催[1]
  • 1966年(昭和41年) - 体育館完成[1]
  • 1967年(昭和42年) - 中京高等学校に改称[1]。普通科を設置。
  • 1995年(平成7年) - 商業科を廃止し、中京大学附属中京高等学校に改称[1]
  • 1997年(平成9年) - 新校舎完成[1]
  • 1998年(平成10年) - 男女共学になる[1]
  • 2009年(平成21年) - 特進・進学のコース別指導を開始。
  • 2019年(平成31年) - 国際コース設立。

「中京商業」「中京高校」の名称について

岐阜県瑞浪市にある学校法人安達学園設置の学校(現在は中京高等学校)との間で、「中京商業高等学校」「中京高等学校」の名称が入れ替わったり、近似の名称になったりすることで、しばしば話題となる[2][3]。別の学校法人ではあるが、安達学園の創設者である安達壽雄は、梅村学園創設者である梅村清光の二男にあたり[4]、中京商業高等学校(梅村学園)の校長を務めたこともある。

梅村学園(愛知県) 安達学園(岐阜県) 備考
1948年 中京商業高等学校(新制) (梅村)旧制中京商業学校が新制高校になる
1963年 中京高等学校(設立) (安達)学校設立
1967年 中京高等学校(改称) 中京商業高等学校(改称) (梅村)普通科設置/(安達)伝統ある名称を継承[3]
1995年 中京大学附属中京高等学校(改称) (梅村)商業科廃止
2001年 中京高等学校(改称) (安達)普通科が主体となったため[3]
2017年 中京学院大学附属中京高等学校(改称) (安達)学園一体の運営のため[3]
2020年 中京高等学校(改称) (安達)大学と法人が別になったため[3]・設立時の名称への回帰

部活動

硬式野球部

1931年夏の甲子園で優勝した中京商業野球部
左から杉浦清吉田正男村上重夫、恒川道順(明大進学後)

硬式野球部は戦前から甲子園に数多く出場している(32回、28回、春夏通算60回)。甲子園での勝利数は、春58勝 (タイ記録)、夏78勝、春夏通算136勝でいずれも全国最多勝利数である。甲子園優勝回数は、春4回、夏7回、春夏通算11回で夏と春夏通算の優勝回数が全国最多である。

エース吉田正男 [5]を擁立した1931年(昭和6年)から1933年(昭和9年)にかけて夏の甲子園大会史上唯一の夏3連覇1937年(昭和12年)第23回夏の甲子園大会から1938年(昭和13年)第15回春の甲子園大会夏春連覇1966年(昭和41年)第38回春の甲子園大会から第48回夏の甲子園大会春夏連覇も達成している。

また、2009年(平成21年)の第91回夏の甲子園大会では43年ぶりに全国制覇し夏7度目の優勝を果たした[6]。なお、中京大中京は夏の甲子園7回決勝に進出し7回全て優勝しており、一度も決勝戦で負けたことがない。

全国タイトルは、その他に国体4回、明治神宮野球大会1回、明治神宮競技大会(明治神宮野球大会の前身)1回があり、甲子園全国大会と合わせて17回優勝している。

同じ愛知県内の強豪校である東邦高校愛工大名電高校享栄高校と並び「愛知私学4強」とされている。

毎年、夏の愛知大会を前にベンチ入りから外れる3年生全員に一日限定で背番号のついたユニフォームを着用させ、愛知県立大府高等学校の同じくベンチ外の3年生全員と「親善引退試合」が名古屋市瑞穂公園野球場で行われる。その模様は、フジテレビ系列放送の『奇跡体験!アンビリバボー』で紹介されている。

また、中京商業、中京時代まで立ち襟に胸にブロック体で「CHUSHO」「CHUKYO」の書体のユニフォームを使用していたが、現校名に改称後、デザインを一新するも2019年令和元年)、夏の愛知大会から、再び元のデザインに戻している。

軟式野球部

硬式野球部と並び、全国大会を多数優勝している。全国タイトルは計7回(全国高校選手権優勝2回・国体優勝5回)。

サッカー部

サッカー部は、全国高校総体に出場22回、全国高校サッカー選手権に出場16回を数える。2021年(令和3年)よりOBの鈴村真平が監督に就任した。

スケート部

スケート部は、ナショナルトレーニングセンターに指定されている中京大学アイスアリーナを使用している。同部は3名のオリンピック選手を輩出しており、そのうちの1人である浅田真央2010年バンクーバーオリンピックのフィギュアスケート競技女子シングルにて銀メダルを獲得している。

陸上部

近年は豊川勢(愛知県立豊川工科高等学校豊川高等学校)の台頭により低迷しているが、かつては広島県立世羅高等学校広島県)、宮崎県立小林高等学校宮崎県)とともに「高校駅伝御三家」と呼ばれた[7][8]。出場39回(全国4位)、優勝3回(全国7位タイ)、入賞28回(全国2位タイ)だが、2004年(平成16年)の第55回記念大会を最後に出場からは遠ざかっている[9]

水泳部

全国高等学校総合体育大会水泳競技大会で2度の総合優勝経験がある。

男子バレーボール部

かつては愛知を代表する名門校だったが、近年は全国大会から遠ざかっている。 インターハイ10回出場 選抜優勝大会6回出場ベスト8(1970.1973)

e-Sports部 

中京大中京e-Sports部は2018年(平成30年)に創部された。

2019年(令和元年)の「いきいき茨城夢国体2019」の文化プログラムである、「全国都道府県対抗eスポーツ選手権大会2019IBARAKI」ウイニングイレブンの少年の部に愛知県代表として出場している。

アクセス

著名な出身者

野球

サッカー

フィギュアスケート

陸上

プロレス

その他スポーツ

芸能

その他

関連書籍・DVD

  • 『ジュニア陸上競技マニュアル』(全国高等学校体育連盟陸上競技部(編)、陸上競技社、2006/1、ハードルの項を北村肇(中京大学附属中京高等学校陸上競技部監督)が執筆)
  • 『実戦!ハードル競走のための動き作り&ドリル 70パターン以上のハードルトレーニング』(指導・解説:北村肇(中京大学附属中京高等学校陸上競技部監督、さかえクリニックTC監督)、実技協力:吉岡康典(中京大学大学院)、久田尚弥(さかえクリニックTC)、山崎由加里(さかえクリニックTC)、中京大学附属中京高等学校陸上競技部、ジャパンライム、2008/4、DVD
  • 『スプリントの徹底分析 インターハイ優勝チームのアクティブトレーニング』(指導・解説:北村肇(中京大学附属中京高等学校陸上競技部監督、さかえクリニックTC監督)、実技協力:中京大学附属中京高等学校陸上競技部、ティアンドエイチ、1999、DVD

脚注

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n “梅村学園創立100周年記念 / 100年のあゆみ”. 学校法人梅村学園. 2021年3月19日閲覧。
  2. ^ “中京大中京ではありません SNSで混同多発、話題に”. 朝日新聞. (2019年8月17日). https://www.asahi.com/articles/ASM8K469CM8KOIPE00B.html 2021年3月24日閲覧。 
  3. ^ a b c d e “中京大中京と中京学院大中京、なぜこんなにややこしい? 両校を取材すると...”. Jタウンネット (2019年8月19日). 2021年3月24日閲覧。
  4. ^ 安達学園の成り立ちと歩み 学校法人安達学園オフィシャルサイト
  5. ^ 2014年の台湾映画KANO 1931海の向こうの甲子園」も参照。
  6. ^ “【復刻】中京大中京が7度目V 日本文理猛追及ばず - 高校野球 : 日刊スポーツ” (日本語). nikkansports.com. https://www.nikkansports.com/baseball/highschool/news/201807270000849.html 2018年7月31日閲覧。 
  7. ^ 長岡民男ほか『高校駅伝50年史 - 半世紀、タスキつないで』、出版芸術社、2000年 p.8.
  8. ^ 『陸上競技マガジン 2013年2月号』 p.169.
  9. ^ その際も豊川工業に県予選で敗れており、記念大会による地域枠(東海地方)での出場である(県予選では1996年(平成8年)以来勝利がない)
  10. ^ “【野球】引退・嶋の思いと“前を向く”理由 来季からヤクルト1軍バッテリーコーチ兼作戦補佐に”. デイリースポーツ online (株式会社デイリースポーツ). (2022年11月4日). https://www.daily.co.jp/opinion-d/2022/11/04/0015778404.shtml 2022年12月13日閲覧。 

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、中京大学附属中京高等学校に関連するカテゴリがあります。
  • 中京大学附属中京高等学校
学校法人梅村学園
設置校
大学
高等学校
  • 中京大学附属中京高等学校
移管校
学校法人三重高等学校
関係校
学校法人中京学院
学校法人安達学園
  • 中京高等学校
  • 中京幼稚園
廃止校
大学
短期大学部
短期大学
  • 中京短期大学
文化・学術
体育会
関連施設
関連項目
カテゴリ カテゴリ
 
部活動実績
1910年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
優勝校が複数の場合は都道府県順に表記
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
  • 2020(中止)
  • 2021 中京大中京
  • 2022 中京大中京
  • 2023 松阪商
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代
1920年代
1930年代
1940年代
1950年代
1960年代
1970年代
1980年代
1990年代
2000年代
2010年代
2020年代