ルナー・フラッシュライト

ルナー・フラッシュライト
組み立てが完了した後のルナー・フラッシュライト
所属 アメリカ航空宇宙局 (NASA)
公式ページ https://www.jpl.nasa.gov/missions/lunar-flashlight
国際標識番号 2022-168B
カタログ番号 54697
状態 運用中
目的 月探査
観測対象
打上げ機 ファルコン9
打上げ日時 2022年12月11日
物理的特長
軌道 月長楕円極軌道(英語版) (NRHO)
搭載装置
SWIRレーザー反射計 短波赤外線レーザー反射計
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ルナー・フラッシュライト月の水の観測を目的としたNASAの超小型月探査機。2022年12月11日に日本の民間企業ispaceの月着陸機HAKUTO-R ミッション1と同じロケットに相乗りする形で打ち上げられた[1]。HAKUTO-R ミッション1が分離した6分後、ルナー・フラッシュライトはロケットから放出[2]。NASAジェット推進研究所は探査機との交信を確立し、正常に作動していることを発表した[3]。打ち上げ後、ルナー・フラッシュライトは単独で飛行し、3ヶ月程度かけて月周回の月長楕円極軌道(英語版) (NRHO)に投入される[4]

目的

ルナー・フラッシュライトは搭載された近赤外線レーザーで月の極域にある永久影の中を照らす。探査機の名前の一部となっているフラッシュライト (懐中電灯) はこのことに因む[1]。月面で永久影を持つクレーターは太陽の光を直接浴びないため、内部に水の氷が存在する可能性があるとされる。これらの水は将来の有人月探査で燃料などとして利用されることが期待されている。

脚注

  1. ^ a b “NASA’s Lunar Flashlight SmallSat Readies for Launch”. NASA (2022年11月28日). 2022年11月30日閲覧。
  2. ^ “Japanese moon lander, NASA hitchhiker payload launched by SpaceX” (英語). Spaceflight Now (2022年12月11日). 2022年12月11日閲覧。
  3. ^ “NASA’s Lunar Flashlight Has Launched – Follow the Mission in Real Time” (英語). NASAジェット推進研究所 (2022年12月11日). 2022年12月11日閲覧。
  4. ^ “NASA’s Lunar Flashlight Ready to Search for the Moon’s Water Ice”. NASA (2022年10月29日). 2022年11月30日閲覧。

関連項目

外部リンク

  • Lunar Flashlight
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プログラム
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過去
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サンプルリターン
有人着陸
計画段階
ルナグローブ
  • ルナ26号(英語版) (2022)
  • ルナ27号(英語版) (2023)
  • ルナ28号(英語版)
その他
構想段階
  • バーデン=ヴュルテンベルク1号(英語版)
  • ブルー・ムーン(英語版)
  • CU-E3(英語版)
  • DSEアルファ(英語版)
  • 国際月ネットワーク(英語版)
  • ルナ・ミッション・ワン(英語版)
  • 月軌道プラットフォームゲートウェイ
  • 月周回軌道ステーション(英語版)
  • MoonLITE(英語版)
  • Synergy Moon(英語版)
  • TeamIndus(英語版)
  • UZUME
関連項目
  • 太字は有人ミッション。