チャールズ・リトルトン (第10代コバム子爵)

第10代コバム子爵
チャールズ・リトルトン
Charles Lyttelton
10th Viscount Cobham
1958年8月26日、ニュージーランド総督コバム卿(中央)(ニュージーランド国立博物館テ・パパ・トンガレワ
生年月日 1909年8月8日
出生地 イギリスの旗 イギリス ロンドンケンジントン
没年月日 (1977-03-20) 1977年3月20日(67歳没)
死没地 イギリスの旗 イギリス ロンドン・メリルボーン
出身校 ケンブリッジ大学トリニティ・カレッジ
称号 第10代コバム子爵、第10代コバム男爵(英語版)、第7代ウェストコート男爵、第7代リトルトン男爵(英語版)、第13代リトルトン準男爵、ガーター勲章ナイト(KG)、聖マイケル・聖ジョージ勲章ナイト・コマンダー(KCMG)、ロイヤル・ヴィクトリア勲章ナイト・グランド・クロス(GCVO)、枢密顧問官(PC)
配偶者 エリザベス(旧姓マケイグ=ジョーンズ)

在任期間 1957年9月5日 - 1962年9月13日
国王 エリザベス2世

イギリスの旗 貴族院議員
在任期間 1949年7月31日 - 1977年3月20日[1]
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第10代コバム子爵チャールズ・リトルトン英語: Charles Lyttelton, 10th Viscount Cobham, KG, GCMG, GCVO, TD, PC, DL1909年8月8日 - 1977年3月20日)は、イギリスの政治家、軍人、クリケット選手、貴族。

経歴

1909年8月8日に第9代コバム子爵ジョン・リトルトン(英語版)とその妻ヴァイオレット(旧姓レオニード)の間の長男としてロンドンケンジントンに生まれる[2][3]

イートン校を経てケンブリッジ大学トリニティ・カレッジへ進学[2]

1932年からウスターシャーXIでクリケット選手として活躍した[2]。1936年から1939年まではウスターシャー州クリケット・キャプテン(英語版)だった[4]。。

また国防義勇軍の騎兵隊の将校でもあり、第二次世界大戦が勃発すると出征した[2]

1949年7月に父が死去し、第10代コバム子爵位を継承し[2][3]、貴族院議員に列した[1]

1957年から1962年にかけてニュージーランド総督に就任した[2][3]ニュージーランドにおけるアウトワード・バウンド運動に尽力した[4]

1963年から1974年にかけてはウスターシャー知事(英語版)を務めた[2][3]

1964年ガーター騎士団ナイトに叙され、1972年から1977年までガーター騎士団騎士団長(英語版)を務めた[2][3]

1967年に枢密顧問官に列し、同年から1972年にかけて家政長官(英語版)を務めた[2]

1969年4月に国防義勇軍のウスターシャー・ヨーマンリー及び女王所有ウォリックシャー連隊(英語版)名誉連隊長(英語版)に就任した[5]

1977年3月20日ロンドンメリルボーンで死去[2]。爵位は長男ジョン(英語版)が継承した[2][3]

栄典

爵位/準男爵位

1949年7月31日に父の死により以下の爵位を継承した[2][3]

(1718年5月23日勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • ケント州におけるコバムの第10代コバム男爵(英語版) (10th Baron Cobham, of Cobham in the County of Kent)
(1718年5月23日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • ロングフォード県におけるバリーモアの第7代ウェストコート男爵 (7th Baron Westcote, of Ballymore in the County of Longford)
(1776年4月29日の勅許状によるアイルランド貴族爵位)
  • ウスター州におけるフランクリーの第7代リトルトン男爵(英語版) (7th Baron Lyttelton, of Frankley in the County of Worcester)
(1794年8月13日の勅許状によるグレートブリテン貴族爵位)
  • 第13代リトルトン準男爵 (13th Baronet Lyttelton)
(1618年7月25日の勅許状によるイングランド準男爵位)

勲章

家族

1942年にエリザベス・マケイグ=ジョーンズと結婚。彼女との間に以下の8子を儲けた[2][3]

  • 第1子(長男)ジョン・ウィリアム・レナード・リトルトン(英語版)(1943-2006): 第11代コバム子爵位を継承
  • 第2子(長女)ジュリエット・メリエル・リトルトン(1944-)
  • 第3子(次女)エリザベス・キャサリン・リトルトン(1946-)
  • 第4子(次男)クリストファー・チャールズ・リトルトン(英語版)(1947-) : 第12代コバム子爵位を継承。現当主。
  • 第5子(三男)リチャード・キャヴェンディッシュ・リトルトン(1949-)
  • 第6子(四男)ニコラス・マケイグ・リトルトン(1951-2014)
  • 第7子(三女)ルーシー・リトルトン(1954-)
  • 第8子(四女)サラ・リトルトン(1954-2015)

脚注

出典

  1. ^ a b UK Parliament. “Mr Charles Lyttelton” (英語). HANSARD 1803–2005. 2015年12月21日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q Lundy, Darryl. “Charles John Lyttelton, 10th Viscount Cobham” (英語). thepeerage.com. 2015年12月21日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k Heraldic Media Limited. “Cobham, Viscount (GB, 1718)” (英語). Cracroft's Peerage The Complete Guide to the British Peerage & Baronetage. 2015年12月21日閲覧。
  4. ^ a b “Viscount Cobham, GCMG, TD”. The Governor-General. 2015年12月21日閲覧。
  5. ^ "No. 45013". The London Gazette (Supplement) (英語). 5 January 1970. p. 217. 2012年5月8日閲覧

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、チャールズ・リトルトン (第10代コバム子爵)に関連するカテゴリがあります。
  • Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by the Viscount Cobham(英語)
  • Official biography (Government House, Wellington)
タイトル
先代
シリル・ウォルターズ(英語版)
ウスターシャー州クリケット・キャプテン(英語版)
1936年–1939年
次代
1940年-1945年まで戦争でクリケット中止
(次の就任者サンディ・シングルトン(英語版))
公職
先代
初代ノリー男爵(英語版)
ニュージーランド総督
1957年–1962年
次代
サー・バーナード・ファーガソン(英語版)
先代
第4代ウェストミンスター公爵(英語版)
家政長官(英語版)
1967年–1972年
次代
第10代ノーサンバーランド公爵(英語版)
名誉職
先代
サー・ウィリアム・テナント(英語版)
ウスターシャー知事(英語版)
1963年–1974年
ヘレフォードシャーと合併
先代
第5代ソールズベリー侯爵
ガーター騎士団騎士団長(英語版)
1972年–1977年
次代
第5代アバーガヴェニー侯爵
グレートブリテンの爵位
先代
ジョン・リトルトン(英語版)
第10代コバム子爵
1949年–1977年
次代
ジョン・リトルトン(英語版)
  • ウィリアム・ホブソン(英語版)1841-1842
  • ロバート・フィッツロイ1843-1845
  • ジョージ・グレイ(英語版)1845-1854
  • トーマス・ゴア・ブラウン(英語版)1855-1861
  • ジョージ・グレイ1861-1868
  • ジョージ・ボーエン(英語版)1867-1872
  • ジェイムズ・ファーガソン準男爵(英語版)1873-1874
  • ノーマンビー侯爵(英語版)1874-1879
  • ハークレス・ロビンソン(英語版)1879-1880
  • アーサー・ハミルトン=ゴードン(英語版)1880-1882
  • ウィリアム・ジャーヴォイス(英語版)1883-1889
  • オンズロー伯爵1889-1892
  • グラスゴー伯爵(英語版)1892-1897
  • ランファーリー伯爵(英語版)1897-1904
  • プランケット男爵1904-1910
  • イズリントン男爵(英語版)1910-1912
  • リヴァプール伯爵(英語版)1912-1917
  • ジェリコー子爵1920-1924
  • チャールズ・ファーガソン準男爵(英語版)1924-1930
  • ブレディスロー子爵(英語版)1930-1935
  • ゴールウェイ子爵1935-1941
  • シリル・ニューオール(英語版)1941-1946
  • フレイバーグ男爵1946-1952
  • ノリー男爵(英語版)1952-1957
  • コバム子爵1957-1962
  • バーナード・ファーガソン(英語版)1962-1967
  • アーサー・ポリット1967-1972
  • デニス・ブランデル(英語版)1972-1977
  • キース・ホリヨーク(英語版)1977-1980
  • デイヴィッド・ビーティー1980-1985
  • ポール・リーブス1985-1990
  • キャサリン・ティザード1990-1996
  • マイケル・ハーディ・ボーイズ1996-2001
  • シルヴィア・カートライト2001-2006
  • アナンド・サティアナンド2006-2011
  • ジェリー・マテパラエ2011-2016
  • パツィー・レディ2016-2021
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