クリス・ボシオ

クリス・ボシオ
*Chris Bosio*
基本情報
国籍	アメリカ合衆国
出身地	カリフォルニア州サクラメント郡カーマイケル（英語版）
生年月日	(1963-04-03) 1963年 4月3日（61歳）
身長体重	6' 3" ＝約190.5 cm 225 lb ＝約102.1 kg
選手情報
投球・打席	右投右打
ポジション	投手
プロ入り	1982年 MLB二次ドラフト2巡目
初出場	1986年8月3日
最終出場	1996年9月22日
経歴（括弧内はプロチーム在籍年度）
選手歴コルドバ高等学校（英語版）サクラメント市立大学（英語版）ミルウォーキー・ブルワーズ (1986- 1992) シアトル・マリナーズ (1993 - 1996) コーチ歴タンパベイ・デビルレイズ (2003) ミルウォーキー・ブルワーズ (2009) シカゴ・カブス (2012 - 2017) デトロイト・タイガース (2018)
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クリストファー・ルイス・ボシオ（Christopher Louis Bosio, 1963年 4月3日 - ）は、アメリカ合衆国カリフォルニア州サクラメント郡カーマイケル（英語版）出身の元プロ野球選手（投手）。右投右打。

経歴

プロ入り前

1981年のMLBドラフト29巡目（全体722位）でピッツバーグ・パイレーツから指名されたが、この時は契約せずにサクラメント市立大学（英語版）へ進学した。

現役時代

1982年1月のMLB二次ドラフト2巡目（全体44位）でミルウォーキー・ブルワーズから指名され、プロ入り。

1986年 8月3日にメジャーデビュー。

1989年には15勝・防御率2.95・173奪三振の好成績をマーク。

1992年には自己最多の16勝を挙げた。

1993年には4月22日のボストン・レッドソックス戦でマリナーズ球団史上2人目のノーヒットノーランを達成した^[1]。

1995年には10勝を挙げ、マリナーズ球団初の地区優勝に貢献した。

1996年に引退。

引退後

引退後は1998年から2001年までマリナーズ傘下のAAA級タコマ・レイニアーズの投手コーチを務め、ジョエル・ピネイロやブライアン・フエンテスなどを育てた。その後はタンパベイ・デビルレイズの投手コーチ（2003年）、大学野球での指導、シンシナティ・レッズ傘下（当時）のAA級チャタヌーガ・ルックアウツの投手コーチ（2008年）、ミルウォーキー・ブルワーズの投手コーチ（2009年）及びスカウトを歴任。

2012年からはシカゴ・カブスの投手コーチを務める^[2]。

2017年 10月21日に解任された^[3]。

2018年シーズンからはデトロイト・タイガースの投手コーチを務める^[4]。

2018年6月27日、球団従業員への人種差別に関係する発言をしたことが原因で解任された^[5]^[6]。

投球スタイル

緩急の差と制球力で勝負するタイプで、88～90mphの速球とスライダーが武器^[7]。

詳細情報

年度別投手成績

年度	球団	登板	先発	完投	完封	無四球	勝利	敗戦	セ丨ブ	ホ丨ルド	勝率	打者	投球回	被安打	被本塁打	与四球	敬遠	与死球	奪三振	暴投	ボ丨ク	失点	自責点	防御率	W H I P
1986	MIL	10	4	0	0	0	0	4	0	--	.000	154	34.2	41	9	13	0	0	29	2	1	27	27	7.01	1.56
1987		46	19	2	1	0	11	8	2	--	.579	734	170.0	187	18	50	3	1	150	14	2	102	99	5.24	1.39
1988		38	22	9	1	3	7	15	6	--	.318	766	182.0	190	13	38	6	2	84	1	2	80	68	3.36	1.25
1989		33	33	8	2	1	15	10	0	--	.600	969	234.2	225	16	48	1	6	173	4	2	90	77	2.95	1.16
1990		20	20	4	1	1	4	9	0	--	.308	557	132.2	131	15	38	1	3	76	7	0	67	59	4.00	1.27
1991		32	32	5	1	0	14	10	0	--	.583	840	204.2	187	15	58	0	8	117	5	0	80	74	3.25	1.20
1992		33	33	4	2	3	16	6	0	--	.727	937	231.1	223	21	44	1	4	120	8	2	100	93	3.62	1.15
1993	SEA	29	24	3	1	0	9	9	1	--	.500	678	164.1	138	14	59	3	6	119	5	0	75	63	3.45	1.20
1994		19	19	4	0	0	4	10	0	--	.286	546	125.0	137	15	40	3	2	67	4	0	72	60	4.32	1.42
1995		31	31	0	0	0	10	8	0	--	.556	766	170.0	211	18	69	3	5	85	10	0	98	93	4.92	1.65
1996		18	9	0	0	0	4	4	0	--	.500	278	60.2	72	8	24	1	4	39	1	0	44	40	5.93	1.58
MLB：11年		309	246	39	9	8	94	93	9	--	.503	7225	1710.0	1742	162	481	22	41	1059	61	9	835	753	3.96	1.30

「-」は記録なし

記録

ノーヒットノーラン：1回（1993年4月22日、対ボストン・レッドソックス戦）

背番号

29（1986年 - 1994年、2003年、2018年）
25（1995年 - 1996年、2012年 - 2017年）
43（2009年）

脚注

^ 出野哲也『改訂新版メジャー・リーグ人名事典』言視舎、2013年、534頁頁。ISBN 978-4-905369-67-7。
^ The Official Site of The Chicago Cubs: Team: Manager and Coaches
^ Associated Press (2017年10月22日). “Cubs dismiss pitching coach Chris Bosio after six seasons” (英語). ESPN. 2017年10月23日閲覧。
^ Jason Beck (2017年11月2日). “Tigers add Bosio, complete coaching staff” (英語). MLB.com. http://m.tigers.mlb.com/news/article/259795272/tigers-complete-major-league-coaching-staff/ 2017年11月13日閲覧。
^ “Ex-Tigers pitching coach Bosio says he's 'crushed' by firing” (英語). USA Today. (2018年6月27日). https://www.usatoday.com/story/sports/mlb/2018/06/28/ex-tigers-pitching-coach-bosio-says-hes-crushed-by-firing/36477453/ 2018年7月1日閲覧。
^ “タイガース投手コーチ、電撃解任　人種差別発言が理由か”. デイリースポーツ (2018年6月28日). 2018年7月1日閲覧。
^ 「ミルウォーキー・ブリュワーズ」『'92 大リーグ総ガイド』週刊ベースボール1992年4月25日増刊号ベースボール・マガジン社 30頁

外部リンク

選手の通算成績と情報 MLB、ESPN、Baseball-Reference、Fangraphs、The Baseball Cube、Baseball-Reference (Register)

表話編歴ミルウォーキー・ブルワーズ開幕投手
1960年代	69 マーティ・パッチン
1970年代	70 ルー・クラウス・ジュニア 71 マーティ・パッチン 72 ビル・パーソンズ 73 ジム・コルボーン 74 ジム・コルボーン 75 ジム・スレイトン 76 ジム・スレイトン 77 ビル・トラバーズ 78 ジェリー・オーガスティーン 79 マイク・コールドウェル
1980年代	80 ジム・スレイトン 81 マイク・コールドウェル 82 ピート・ブコビッチ 83 ドン・サットン 84 ドン・サットン 85 ムース・ハース 86 テディ・ヒゲーラ 87 テディ・ヒゲーラ 88 テディ・ヒゲーラ 89 ドン・オーガスト
1990年代	90 クリス・ボシオ 91 マーク・ナッドソン 92 ビル・ウェグマン 93 ビル・ウェグマン 94 カル・エルドレッド 95 リッキー・ボーネス 96 リッキー・ボーネス 97 ベン・マクドナルド 98 カル・エルドレッド 99 ラファエル・ローク
2000年代	00 スティーブ・ウッダード 01 ジェイミー・ライト 02 ベン・シーツ 03 ベン・シーツ 04 ベン・シーツ 05 ベン・シーツ 06 ダグ・デービス 07 ベン・シーツ 08 ベン・シーツ 09 ジェフ・スーパン
2010年代	10 ヨバニ・ガヤルド 11 ヨバニ・ガヤルド 12 ヨバニ・ガヤルド 13 ヨバニ・ガヤルド 14 ヨバニ・ガヤルド 15 カイル・ローシュ 16 ウィリー・ペラルタ 17 ジュニオール・ゲラ 18 チェイス・アンダーソン 19 ジョーリス・チャシーン
2020年代	20 ブランドン・ウッドラフ 21 ブランドン・ウッドラフ 22 コービン・バーンズ 23 コービン・バーンズ

シカゴ・カブス 2016年のワールドシリーズロースター

選手
03 デビッド・ロス
05 アルバート・アルモーラ・ジュニア
06 カール・エドワーズ・ジュニア
08 クリス・コグラン
09 ハビアー・バエズ
12 カイル・シュワーバー
17 クリス・ブライアント
18 ベン・ゾブリスト（シリーズMVP）
22 ジェイソン・ヘイワード
24 デクスター・ファウラー
27 アディソン・ラッセル
28 カイル・ヘンドリックス

34 ジョン・レスター
37 トラビス・ウッド
38 マイク・モンゴメリー
40 ウィルソン・コントレラス
41 ジョン・ラッキー
44 アンソニー・リゾ
46 ペドロ・ストロップ
47 ミゲル・モンテロ
49 ジェイク・アリエータ
52 ジャスティン・グリム
54 アロルディス・チャップマン
56 ヘクター・ロンドン
68 ホルヘ・ソレア

監督
70 ジョー・マドン

コーチ
01 ゲイリー・ジョーンズ（三塁）
04 デーブ・マルティネス（ベンチ）
11 ジョン・マリー（打撃）
16 ブランドン・ハイド（一塁）
25 クリス・ボシオ（投手）
35 レスター・ストロード（ブルペン）
58 マイク・ボーゼロ（捕手）
64 ヘンリー・ブランコ（クオリティコントロール）
77 エリック・ヒンスキー（打撃補佐）