カート・ブラウニング

カート・ブラウニング
Kurt BROWNING
フィギュアスケート選手
スターズ・オン・アイスでのブラウニング
生誕 (1966-06-18) 1966年6月18日(57歳)
アルバータ州
ロッキーマウンテンハウス
身長 170 cm
選手情報
世界フィギュアスケート殿堂 2006年
代表国 カナダの旗 カナダ
引退 1994年
記録
史上初フリースケーティングで4回転ジャンプ成功
大会成績
国際スケート連盟主催大会 1 2 3
世界選手権 4 1 0
合計数 4 1 0
国内大会 1 2 3
カナダ選手権 4 3 0
フィギュアスケート
世界選手権
1989 パリ 男子シングル
1990 ハリファックス 男子シングル
1991 ミュンヘン 男子シングル
1992 オークランド 男子シングル
1993 プラハ 男子シングル

カート・ブラウニングKurt Browning1966年6月18日 - )は、カナダ人の男性フィギュアスケート選手で現在はプロスケーター兼振付師。アイスショーのスケーターである。また、アイスホッケーの名選手でもある。1988年カルガリーオリンピック、1992年アルベールビルオリンピック、1994年リレハンメルオリンピック男子シングルカナダ代表。1989年、1990年、1991年、1993年世界フィギュアスケート選手権優勝。身長170cm。体重65kg。現在は2人の息子を持つ父親である。

1988年世界選手権において、ISU公式戦で初めて4回転ジャンプ(4回転トウループ)を成功させた選手である。

経歴

1985年のカナダジュニアフィギュアスケート選手権優勝。1987年世界フィギュアスケート選手権に初出場し、15位。

1988年カルガリーオリンピックに初出場し、8位。同年のブダペストで行われた世界フィギュアスケート選手権では6位となるが、フリースケーティングで史上初の4回転ジャンプをオーバーターンしながらも成功させた。この偉業はギネスブックにも記載された。

1989年パリで行われた世界選手権で、再び4回転ジャンプに挑み両足着氷気味ながら初優勝飾る。続く19901991年の世界選手権でも優勝を果たし、3連覇。

1990年カナダ勲章受章。

1992年アルベールビルオリンピックで6位入賞。1993年世界選手権で優勝。1994年リレハンメルオリンピックで5位入賞。

プロ転向後はスターズ・オン・アイスのトップスターとして長く活動。世界プロフィギュア選手権等でも華々しい成績を上げた。カナダ・エドモントンで開催された1996年世界フィギュアスケート選手権では長年の功績を称えてエキシビションに招待され、演技を披露した。

ジャンプ以外の要素も極めて高いレベルで全てこなす名選手である。若ハゲがチャームポイント。またプロスケーターとして活動する傍ら振付師としても活動し、本田武史の2002-2003年シーズンのショートプログラム「タンゴ」の振付を担当した。

2007年世界フィギュアスケート殿堂入り。

主な戦績

大会/年 1985-86 1986-87 1987-88 1988-89 1989-90 1990-91 1991-92 1992-93 1993-94
オリンピック 8 6 5
世界選手権 15 6 1 1 1 2 1
カナダ選手権 2 2 1 1 1 1 2
スケートアメリカ 8 3
スケートカナダ 4 1 1 1
ラリック杯 1
NHK杯 7 3 3
ネイションズカップ 1
ネーベルホルン杯 3

関連項目

外部リンク

ウィキメディア・コモンズには、カート・ブラウニングに関連するカテゴリがあります。
  • カートファイル.com
  • Kurt browning doing singing in the rain - YouTube
  • カート・ブラウニング - Olympedia(英語) ウィキデータを編集
2020年
最優秀選手賞
エンターテインメント賞
最優秀新人賞
最優秀衣装賞
最優秀コーチ賞
最優秀振付賞
特別功労賞

カナダ カート・ブラウニング (CAN)

2021年
生涯功労賞[注 1]           
  1. ^ “2021年は(COVID-19)の影響で生涯功労賞のみ授与”. ISU. 2022年1月9日閲覧。
  • 欧州 男子シングル
  • 欧州 女子シングル
  • ペア
  • アイスダンス
  • 世界選 男子シングル
  • 世界選 女子シングル
  • 五輪 男子シングル
  • 五輪 女子シングル
 
ISUグランプリシリーズ(1995-)
名称の変遷:富士フイルム杯(1986-1987)/ネイションズ杯(1989-1994)/ISUグランプリシリーズ ネイションズ杯(1995-1996)/
ISUグランプリシリーズ スパルカッセン杯(1997-2001)/ISUグランプリシリーズ ボフロスト杯(2002)/ボフロスト杯(2003-2004)

1973: トーラー・クランストン  1974: ロン・シェーバー  1975: トーラー・クランストン  1976: ロン・シェーバー  1977: ロビン・カズンズ  1978: 五十嵐文男  1979: (非開催)  1980: スコット・ハミルトン  1981: ノルベルト・シュラム  1982: ブライアン・ボイタノ  1983-1984: ブライアン・オーサー  1985: ヨゼフ・サボフチク  1986: ヴィタリー・エゴロフ  1987: ブライアン・オーサー  1988: カート・ブラウニング  1989: ペトル・バルナ  1990: カート・ブラウニング  1991-1992: エルビス・ストイコ  1993: カート・ブラウニング  1994: エルビス・ストイコ  1995: アレクセイ・ウルマノフ  1996-1997: エルビス・ストイコ  1998: エフゲニー・プルシェンコ  1999-2001: アレクセイ・ヤグディン  2002: 本田武史  2003: エフゲニー・プルシェンコ  2004-2005: エマニュエル・サンデュ  2006: ステファン・ランビエール  2007: ブライアン・ジュベール  2008: パトリック・チャン  2009: ジェレミー・アボット  2010-2011: パトリック・チャン  2012: ハビエル・フェルナンデス  2013: パトリック・チャン  2014: 無良崇人  2015-2016: パトリック・チャン  2017-2018: 宇野昌磨  2019: 羽生結弦  2020: (非開催)  2021: ネイサン・チェン  2022: 宇野昌磨  2023: 山本草太

名称の変遷: スケートカナダ(1973年-現在) / ISUグランプリシリーズ スケートカナダ(1995年-現在)

1987: ペトル・バルナ  1988: ポール・ワイリー  1989: ヴィアチェスラフ・ザゴロドニュク  1990: クリストファー・ボウマン  1991: カート・ブラウニング  1992: マーク・ミッチェル  1993: トッド・エルドリッジ  1994: フィリップ・キャンデロロ  1995: イリヤ・クーリック  1996: トッド・エルドリッジ  1997-2001: アレクセイ・ヤグディン  2002: マイケル・ワイス  2003: エフゲニー・プルシェンコ  2004: ジョニー・ウィアー  2005: ジェフリー・バトル  2006: ブライアン・ジュベール  2007-2008: パトリック・チャン  2009: 織田信成  2010: 小塚崇彦  2011: パトリック・チャン  2012: 無良崇人  2013: パトリック・チャン  2014: マキシム・コフトゥン  2015: 宇野昌磨  2016-2017: ハビエル・フェルナンデス  2018-2019: ネイサン・チェン  2020: 非開催  2021: 鍵山優真  2022-2023: アダム・シャオ・イム・ファ

名称の変遷:ラリック杯(1987-2003)/ISUグランプリシリーズ ラリック杯(1995-2003)/ISUグランプリシリーズ エリック・ボンパール杯(2004-2015)/フランス杯(2016)/フランス国際(2017-2021)/フランスグランプリ(2022-)
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