さくら道

曖昧さ回避 この項目では、金沢市から名古屋市までの国道の別名およびこれを基にした小説について説明しています。Aqua Timezのシングルについては「さくら道 (曲)」をご覧ください。
荘川桜岐阜県高山市

さくら道(さくらみち)は、石川県金沢市から愛知県名古屋市までの国道の別名、および、それに取材した中村儀朋の小説

1994年に、これを題材にした映画が公開され、2009年には、読売テレビの制作でドラマ化された。

概説

太平洋側にある愛知県名古屋市から日本海側にある石川県金沢市までの国鉄バス名金急行線の車掌・佐藤良二は、岐阜県荘川村(現高山市)にある御母衣ダム建設によって水没する集落の象徴だった桜の木(荘川桜)がダムの畔に移植され、見事に開花したことに感動し、「太平洋日本海を桜で繋ごう」と1966年(昭和41年)から名金急行線の沿線(国道304号国道156号ほか)に、だだ一人で桜の苗木を植え始めた[1]1977年に志半ばにして病で倒れ47歳で亡くなるまでの12年間に、約2,000本の桜を植えた[1]。起点の名古屋城本丸前にはその1,000本目、終着点の金沢市兼六園に1,500本目がある。

この話は『さくら道』(中村儀朋・著/風媒社・刊)およびそれを映画化した『さくら』(1994年)のモデルとなっただけでなく、国語の教科書にも載った。

名金急行線は廃止され佐藤も故人となったが、桜の花の天の川をかけたいという佐藤の意志は、地元の有志達に受け継がれ、桜の苗木は植え続けられている[1]。その桜は荘川桜と共に毎年咲き誇り名古屋と金沢を結び、旧名金急行線沿線では『さくら道国際ネイチャーラン』などのイベントが行われている。さくら道国際ネイチャーランは、佐藤の意志を絶やすまいとして生まれた、名古屋城から金沢の兼六園にある佐藤桜までの約250キロメートルの距離を36時間以内で走る耐久レースで、毎年4月の桜が咲く時期に開催されている[1]

  • 名古屋城
    名古屋城
  • 兼六園
    兼六園

映画版

詳細は「さくら (1994年の映画)」を参照

テレビドラマ版

読売テレビ開局50年記念ドラマ ダイワハウスドラマスペシャル・さくら道』(よみうりテレビかいきょくごじゅうねんきねん -・さくらみち)として、2009年3月17日の21:00 - 23:03(JST)に、読売テレビの制作により、日本テレビ系列で放送され、副音声では解説放送を実施し、連動データ放送も実施した。視聴率は8.5%。

当作品は、乳癌であったことを告白した赤木春恵のテレビドラマ復帰第1作でもあった。

出演

ほか

事前番組

放送日時は、すべて読売テレビ基準とする。

さくら道〜知られざる“奇跡の桜”物語〜
  • 2009年3月15日 16:25 - 17:20
まもなく!さくら道
  • 2009年3月17日 20:54 - 21:00

※ この『まもなく!さくら道』がネットされた局は、実質20:54からのフライングスタートとなっている。

スタッフ

脚注

  1. ^ a b c d 浅井建爾『道と路がわかる辞典』(初版)日本実業出版社、2001年11月10日、132-133頁。ISBN 4-534-03315-X。 
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